中性脂肪を減らすのに効果的な運動とは?
中性脂肪の増加は、生活習慣病を引き起こし、血圧を上げる大きな要因にもなります。
そればかりか、血管の老化を早めてしまい、将来、脳卒中や心筋梗塞などの重大な血管病を発症する可能性も出てくるのです。
そのため、なるべく早い段階で中性脂肪を減らす努力をする必要があります。
そこで今回は、中性脂肪を減らすための効果的な運動をご紹介します。
中性脂肪を減らすには「有酸素運動」が効果的
中性脂肪を減らすためには、酸素を十分取り込みながら行える「有酸素運動」が効果的です。
体を激しく動かすハードな運動の方が脂肪を燃焼しやいと思われがちですが、そうではありません。ハードに体を動かすような強度な運動は、乳酸の分泌を高めてしまいます。これは疲労物質で、血圧を上げる原因となります。
中性脂肪を効果的に減らしていくには、ウォーキングなどの有酸素運動を継続して行うことです。
ウォーキングなどの運動を継続して行うことで、身体の脂肪燃焼効率が上がり、中性脂肪の増加を抑える効果が期待できます。
また、体の代謝機能が上がることによって、中性脂肪値だけではなく、血圧や血糖値なども下がる効果があるのです。
更に、善玉のHDLコレステロールが増えるため、動脈硬化の予防にも繋がります。
中性脂肪を減らすためには、どれくらい運動したらいいのか?
中性脂肪が増加傾向にある場合でも、継続的な有酸素運動を行うことで、それを落としていくことができます。
では、どのくらい運動すればその効果が期待できるのでしょう?
運動の効果は、1日20分程度のウォーキングでも十分に効果が見込めます。
特に、普段から運動をしていなかった人などには、その効果が現れやすいでしょう。
日頃から運動不足の人は、定期的にウォーキングなどの運動を続けることで、運動能力も顕著に上がっていきます。
運動することによって、老化していた血管も若返るため、ドロドロになった血液がサラサラになり、内臓脂肪型肥満の解消にも役立つのです。
運動療法による詳しいメカニズムなどは、こちらの記事を参考にして下さい。
中性脂肪を増やす生活習慣とは?
中性脂肪は肉類や油物などの摂り過ぎ、喫煙、アルコールの過剰摂取などにより蓄積していきます。
中でも、特に気をつけなければいけないのが油です。
忙しい生活では、ついコンビニなどで便利な食べ物を買って、それで済ますような生活を続けている人も多いでしょう。
しかし、便利で安価な食べ物に使われている油には、生活習慣病を引き起こす原因となるものが多く含まれています。
このような食生活を続けていたのでは、いくら運動を行ってもその効果も期待できません。
摂取を控えなければいけない油については、こちらの記事を参考にして下さい。
中性脂肪を減らすためには、日々の食生活に気をつけて、運動を続けることが大切です。数ヶ月後には確実に体調が改善することを実感できるはずです。
生活習慣の改善には遅過ぎるということはありません。是非、理想の健康な体を目指して、明日からでも運動を始めてみてはいかがでしょう?