コーヒーを飲んでも血圧は上がらない? – コーヒーと血圧の関係


コーヒーを飲むと、「血圧が上がる」という情報もあれば、逆に「血圧が下がる」ということも聞きます。
コーヒーは、今や嗜好品として多くの人に飲まれています。好きな人は、一日に何杯も飲むという方もいます。
しかし、血圧が高めな人にとっては、コーヒーが血圧にどう影響するのかが気になるところです。

そこで今回は、コーヒーが血圧にどのように影響するのか?詳しく見てみることにしましょう。

コーヒーを飲んでも血圧は変わらない?

コーヒーと血圧の関係

以前は、コーヒーを飲むと血圧が高くなると言われていました。それは、コーヒーに含まれるカフェインが、中枢神経を刺激したり心臓に直接作用して一時的に血圧を上昇させるためです。
しかし、近年アメリカで行われた研究によると、コーヒーを飲んでも飲まなくても高血圧の発症率に変わりがないことがわかりました。
これは、アメリカで10年間に渡って、コーヒーや紅茶、コーラを摂取する習慣と血圧の関係を調べた「看護師健康調査」によるものです。

看護師健康調査
コーヒー・紅茶・コーラを飲む習慣と血圧との関係について、10年間の追跡調査を行ったもの。
調査は、コーヒー(カフェイン入り・抜き)、紅茶(カフェイン入り・抜き)、コーラ(コーラ・ダイエットコーラ)の6種類で行われ、年齢層も高齢層、若年層で分けて実施された。

この調査によると、一日4杯以上コーヒーを飲んでいる人とそうでない人を比較した場合、コーヒーを飲んでいる人の方が高血圧症になりにくいという結果になりました。
このことから、コーヒーを飲んで高血圧になるリスクはなく、むしろコーヒーを飲む量が多いと、逆に高血圧症になるリスクが下がる傾向があることがわかつたのです。

参考:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4115458/ (Lopez-Garcia, E. et al., Ann. Intern. Med. 148: 904-914 (2008).)

コーヒーに含まれるポリフェノールが高血圧予防に

コーヒーには、カフェイン以外にも数千種類の成分が含まれます。中でも、クロロゲン酸などのポリフェノールには、悪玉のLDLコレステロールの酸化を防ぐ働きがあります。
そのため、動脈硬化を予防したり、高血圧を予防することにもつながります。

参考:国立研究開発法人国立循環器病研究センター
循環器病と気になる嗜好品
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/general/pamph79.html#s4-1

コーヒーは血圧を安定させる効果がある?

コーヒー

コーヒーを好んで飲む人は、コーヒーを淹れた時の香りで癒されるという方も多いのではないでしょうか?
珈琲豆を炒って、挽いて抽出してできるコーヒーは、独特のフレーバーが特徴です。そして、この香りを楽しみながら飲むことで、気持ちが落ち着きリラックス効果が得られます。
コーヒーを飲んでリラックスすることで、自律神経に作用して、血圧を安定させる効果をもたらします。

また、コーヒーを飲む時間は、友人や家族とのコミュニケーションをもてる時間でもあります。
人は、美味しい物を食べたり、美しい景色を見たりして幸せを感じる時に、幸せホルモン「オキシトシン」が分泌されます。
オキシトシンには、動脈硬化で傷ついた血管を修復する働きがあることがわかっています。そのため、コーヒーを飲みながらリラックスする時間をもつことが、血圧の安定につながるのです。

このようなことから、コーヒーは一時的に血圧を上げることがあっても、長期的に見ると血圧に良い作用があると言えるでしょう。

コーヒーは飲み方で影響が変わる?!

コーヒー好きな人にとって、血圧に良い影響があるということは安心できますね。
ただ、飲み方には注意してほしいこともあります。

注意したい「砂糖」と「フレッシュミルク」

コーヒー

コーヒーを飲む時に入れる砂糖やフレッシュミルクには注意が必要。

コーヒーは何も入れずにブラックで飲む人と、砂糖やミルクなどを入れて飲む人がいます。
コーヒーが好きで一日に何杯も飲むという人の場合、砂糖を毎回入れることで糖分を多く摂取することになります。

また、喫茶店でコーヒーを頼むと必ず付いてくるのが「フレッシュミルク」です。
生ミルクだといいですが、フレッシュミルクは加工されたミルクです。見た目は白くクリーミーですが、これには生クリームやミルクは一切使われていません。
植物油に乳化剤や増粘多糖類、カラメル色素などの添加物で、味や見た目を生クリームに似せて作っているものです。
そして、主成分である植物油には「トランス脂肪酸」が多く含まれています。トランス脂肪酸は、人工的に作られた油で、血管を老化させて動脈硬化を引き起こす要因になります。そのため、摂取を控える必要がある「危険な油」です。

「トランス脂肪酸」については、こちらの記事で詳しく紹介していますので、参考にして下さい。

あなたはドリップ派?インスタント派?

ドリップして淹れるコーヒー

コーヒーは淹れ方や種類によって体への影響が変わってくる。

コーヒーには、豆から焙煎してドリップして淹れるものや、インスタントコーヒーなど様々です。
そして、コーヒーはどのようにして飲むかで体への影響が変わります。

手軽に飲める缶コーヒーには、保存料などの添加物が多く含まれている上、糖分も多く含まれます。コーヒーの香りはするかもしれませんが、入っている成分を見る限り決して体に良いとは言えません。
また、コーヒーは豆を焙煎してから日が経つと、酸化します。粉状のものもありますが、それも同様です。そのため、挽きたての豆を使ったコーヒーならいいですが、時間が経ったものには注意したいです。

このように、コーヒーと一概に言っても、飲み方や種類は様々で、体への影響も変わってきます。
健康を考えるのであれば、コーヒーもこだわって楽しみたいですね。


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