動脈硬化の予防に効果的な食品とは?
高血圧を引き起こす動脈硬化は、食生活に主な発症原因がある場合が多いです。
そのため、普段の食生活を見直し改善していくことが大切になります。
それには、血管を老化させる原因となる食べ物を控え、動脈硬化を予防する効果のある食べ物を積極的に摂る必要があります。
では、動脈硬化を予防する効果のある食べ物とは、どのようなものがあるのか見てみましょう。
目次
動脈硬化の予防に効果的な食品
動脈硬化を予防するためには、高コレステロールの食品を控えることです。そして、コレステロールや血圧を下げる食品や、血管の健康を保つ効果のある食品を積極的に摂ることです。
- 高コレステロールの食品を控える
- コレステロールや血圧を下げる食品を摂る
- 血管の健康を保つ効果のある食品を積極的に摂る
水溶性食物繊維が豊富な食品
- 押し麦
- 寒天
- 昆布
- ヒジキ
- 干し椎茸
- かんぴょう
- 切干大根
また、水溶性食物繊維の多い食品は、水を含んで体積が大きくなり消化管をゆっくりと進むので、食後の血糖値の上昇を抑える働きがあります。そのため、コレステロールを下げて、血圧降下、動脈硬化や高血圧を防ぐ作用があります。
- 悪玉のLDLコレステロールの低下
- ナトリウムの排泄
- 便秘の改善
- 血圧を下げる
- 脂質異常症、動脈硬化の予防
良質なタンパク質が豊富な食品
- 牛肉
- 豚肉
- マグロ
- サーモン
- いわし
- 鯵
- 鶏肉のささみ
- 大豆製品
- 芋類
良質なタンパク質とは、必須アミノ酸をバランスよく含んでいるものになります。
脂肪の少ない動物性や大豆タンパクなどの良質なタンパク質を多く摂ることです。
積極的に摂りたい食品は、コレステロールを含まない大豆製品です。大豆製品は、食物性の良質なタンパク質を豊富に含みます。
また、大豆にはレシチン、リノール酸、サポニン、ポリフェノールの1種であるイソフラボンなどの成分が含まれます。これらの成分には、悪玉コレステロールや中性脂肪を低下させ、血液をサラサラにする効果があります。
更に、抗酸化作用があるため、血管の老化を防いで、動脈硬化や発ガンを抑える働きがあります。
特に、納豆にしか含まれない酵素、ナットーキナーゼには、血栓を溶かす作用があるため、積極的に摂りたい食品です。
- 血管の弾力低下を防ぐ
- 悪玉コレステロールや中性脂肪の低下
- 血液をサラサラにする
- 血管の老化を防ぐ
- 動脈硬化や発ガンを抑える
ビタミンを多く含む食品
- (ビタミンB6)まぐろ、かつお、さんま、さけ、レバー、鶏肉のささみ、青海苔、ナッツ類
- (ビタミンB12)貝類、レバー、煮干し、いわし、さんま、にしん、海藻
- (葉酸)モロヘイヤ、ブロッコリー、ほうれん草、枝豆、グリーンアスパラ、大豆、いちご、キウイ、バナナ、柿、小麦胚芽
ホモシステインの代謝過程で必要となるビタミンB6、B12、葉酸が不足すると、血液中のホモシステイン濃度が高くなります。
加齢などによってホモシステイン濃度が高くなるため、積極的にビタミンを摂る必要があります。
ビタミンCは血管を補強する効果があります。また、ビタミンEには血液循環を良くする働きがあるため、血管の老化を防ぐ作用があります。更に、ビタミンC、ビタミンE、βカロテンには、抗酸化成分が含まれるため、動脈硬化の予防に効果的です。
- ビタミンB6、B12、葉酸は、血液中のホモシステイン濃度が高くなるのを防ぐ
- ビタミンCは、血管を補強する
- ビタミンEは、血液循環を良くして血管の老化を防ぐ
- ビタミンC、ビタミンE、βカロテンは、抗酸化作用で動脈硬化を予防
EPA,DHAを豊富に含む食品
- イワシ
- ブリ
- サバ
- サンマ
- マグロ
- 血圧調整
- 血栓症を予防する
植物性油脂オレイン酸の食品
- オリーブオイル
- アーモンド
- 悪玉のLDLコレステロールの減少
高血圧を改善する食事とは、動脈硬化を予防する食事ということになります。
動脈硬化の予防には、血管の老化を防ぐ効果のある食べ物を積極的に摂るようにするといいでしょう。
毎日の食事で積極的に摂りたい“血管に良い食べ物”について、こちらの記事で紹介しています。
このような血管の老化を防ぐ作用のある物をより多く摂ることが、動脈硬化を予防する食事ということになります。
是非、これらの食品を日々の食事で活用して、健康な血管作りを目指しましょう。