血圧が急に上がるのはどうして? – 原因と対処法


普段の血圧は正常値でも、一時的に血圧が高くなることがあります。

これは、血圧が精神状態や気温の変化などの影響を受けやすいことと関係しています。また、血圧の変動が起こりやすいタイプの人もいます。
他にも、短期間で急速に血圧が高くなる、危険な「悪性の高血圧」には注意が必要です。

今回は、急に血圧が上がる原因と、その対処法について詳しく紹介します。

血圧が急に上がるのはどうして?

血圧が急に高くなる

血圧はストレスや気温でも変化するため、急に血圧が上昇することがある。

普段は130mmHg以下の正常値でも、急に血圧が上昇して150mmHg以上になることもあります。
数値だけを見ると、確かに高血圧となるため驚く方もいるでしょう。

血圧は、精神状態や気温の変化など、生活環境の影響を受けて常に変動するものです。また、体調不良を起こした際には、それに伴った症状として血圧が高くなることもあります。

このよう一時的な変化で血圧が上昇した場合には、その原因が改善されることで、高くなった血圧も元に戻ります。
それでは、血圧が急に上がるいくつかの要因を紹介します。

血圧が急に上がる主な原因

普段は正常値だったのが、急に血圧が高くなった場合には、以下の要因が考えられます。

血圧が急に上がる原因

  1. ストレス
  2. 緊張や疲労
  3. 気温の変化
  4. 血圧を上げる動作
  5. 更年期障害

1.ストレスで血圧が上がる

ストレスホルモン

ストレスを受けると、「ストレスホルモン」の分泌によって血圧が上昇する。

日常生活では、仕事や家庭、育児や人間関係など、様々なストレスに直面します。
ストレスを受けた時に体内で分泌され、血圧を上げる原因となるのが「ストレスホルモン」です。

体内で分泌される「ストレスホルモン」

  • コルチゾール
  • カテコールアミン
  • アドレナリン
  • ノルアドレナリンなど
ストレスホルモンは、ストレスから体を守るために分泌されるものです。

しかし、ストレスホルモンが分泌されることで、心拍数が上昇して血管が収縮します。そのため、急な血圧の上昇につながるのです。

2.緊張や疲労

疲労やストレスによる緊張状態で血圧が上がるのは、血圧が自律神経と直接関係しているためです。

自律神経には、交感神経副交感神経があり、交互に働きながら身体機能のバランスを保つ働きがあります。

自律神経

交感神経と副交感神経が交互に働きながら身体機能のバランスを保つ働きをする。

ストレスや不安で緊張状態が続くと、交感神経が活発に働き、血管が収縮します。そのせいで血圧が高くなります。

これとは逆に、心身ともにリラックスした状態だと、副交感神経が優位に働き、血管が拡張して呼吸も落ち着き、血圧も下がります。

血圧と自律神経の関係

  • 疲労やストレスで緊張状態が続くと「交感神経」が活発に働く。
    ⇒血管が収縮して血圧が高くなる
  • 心身ともにリラックスした状態だと「副交感神経」が優位に働く。
    ⇒血管は拡張して血圧も下がる

3.気温の変化

気温の変化による血圧の変動

血圧は気温の変化にも影響される。通常、冬は血圧が上がりやすくなる。

血圧の変動は、気温の変化からも大きく影響を受けます。通常は、血圧は夏に低くなり、冬は高くなる傾向があります。

気温が低くなると、体温を保つために血管が収縮するためです。
また、気温が低くなると汗をかきにくくなり、塩分の排泄が滞ります。こうした要因から、冬は血圧が上がりやすくなるのです。

特に、普段から血圧が高めの「高血圧」の人は、冬に血圧が急上昇する場合があるので注意が必要です。脳卒中や心筋梗塞の発症も、冬が最も高くなります。

冬に血圧を急上昇させないための注意点など、こちらの記事で紹介していますので参考にして下さい。

4.血圧が上がる動作

このように、精神状態や気温の変化の影響を受けて変動しやすい血圧。しかし、条件が重なることで更に血圧を急上昇させてしまうこともあるので要注意です。

日頃、何気なく行なっている以下のような動作は、血圧の急な上昇につながるため注意して下さい。

血圧を急上昇させる日常の動作

  • 朝、寝過ごしてあわてて飛び起きる
  • 朝、急いで駅の階段を上り電車に飛び乗る
  • 気温が低い冬、トイレでいきむ
  • イライラして興奮して、大声で怒鳴る
  • お酒を飲んだ直後に、お風呂に入る
  • 睡眠不足の状態で重労働をする
  • 冬の寒い時期、食べ過ぎた状態で寒い屋外へ出る
  • 真夏に汗だくのままエアコンの風にあたる
こうした動作が、気温の変化や精神状態など悪い条件と重なることで、血圧は不安定になり変動も大きくなります。

このような悪い条件が重なれば重なるほど、血圧の変動が大きくなります。また、血圧の上昇だけではなく、血液が血管の中で固まりやすくなることもあります。

特に、高齢者や動脈硬化が進んでいる場合、脳卒中や心筋梗塞のような命に関わる発作につながることもあるので、大変危険です。
日常生活で最も血圧変動が起きやすい時間帯は、朝の起床時と、入浴時です。

日常生活で血圧の変動が起きやすい瞬間

  • 朝の起床時(長時間横になっていた状態から起き上がる時)
  • 入浴時、湯船から立ち上がる時。
起床時や入浴時は特に、血圧の変動を大きくしないように注意する必要があります。

5.更年期障害

血圧の変動は、女性と男性でも違いがあります。
女性は「エストロゲン」というホルモンの分泌があるため、男性よりも血圧が上がりにくくなります。

しかし、更年期以降になるとエストロゲンの分泌が減少します。そのため、急なホルモンバランスの乱れからコレステロール値が高くなり、血圧が高くなる傾向があります。

更年期以降の女性の高血圧

  • ホルモン「エストロゲン」の減少により、血圧が高くなる傾向がある
このように、女性は更年期を迎える50歳前後を境に、高血圧になる可能性が高くなります。

更年期で血圧が高くなるのを予防するには、大豆に含まれるイソフラボンの摂取がおすすめです。

パニック状態になって血圧が急上昇!

ストレスや疲労など、一過性の理由で血圧が高くなる場合には、その要因が改善されれば元の正常値に戻ります。

しかし、注意しなければいけないのが、別の病気が原因で血圧が急上昇する場合です。
突然の発作によって血圧が急激に高くなる「パニック発作」は、激しい不安感や焦燥感から起こる症状です。

これは、激しい動悸や息苦しさ、めまい、震えや過呼吸などの症状が突然起こる病気で、「パニック障害 」または「パニック症候群」と呼ばれます。
以前は「不安神経症」と言われていて、発症率の高い病気でした。

パニック発作が起こる主な原因には、ストレスや性格、遺伝が関係していると考えられています。

パニック発作が起こる原因

  • 過度のストレス
  • 激しい不安・焦燥感
  • 遺伝
  • 完璧主義や神経質傾向の性格
  • 過去における失敗や恐怖体験
「パニック発作」で急上昇した血圧は、降圧剤で治療することはできません。精神科や心療内科の専門医で治療してもらう必要があります。

悪性の高血圧には要注意!

高血圧緊急症(悪性高血圧)

短時間で血圧が急上昇する高血圧緊急症(悪性高血圧)は、合併症を併発して死に至る危険性もある。

一般的に高血圧は、じわじわと少しづつ血圧が上がっていくものです。そのため、自覚症状がほとんどありません。

しかし、ごく短い期間に急速に血圧が上昇して、死に至る危険性がある「悪性高血圧」というものがあります。
このようなケースは発症率は低いですが、高血圧緊急症(悪性高血圧)と言って、非常に血圧が高くなります。そのため、合併症を併発して死に至ることが多い危険な病気です。

発症するのは比較的若い人に多く、脳や心臓、腎臓、大動脈などに重い障害が起こり、致命的となる可能性が高まります。そのため、すぐに降圧治療を開始する必要があります。

高血圧緊急症(悪性高血圧)の特徴

  • 発症するのは比較的若い人に多い
  • 血圧の上昇が激しく、特に拡張期血圧(下の血圧)が120mmHg以上になる
  • 尿タンパク、血尿が出ることがある
  • 脳障害による頭痛などが起こる
  • 眼底異常
  • 腎臓障害が急速に進み、腎機能不全になることがある
  • 循環器の異常が進み、心不全になることもある
高血圧緊急症(悪性高血圧)について、こちらの記事で詳しく紹介していますので、参考にして下さい。

血圧が急に上がりやすい人とは?

精神状態や気温の変化などで変動しやすい血圧。それ以外にも、特に血圧の変動が起きやすいタイプがあります。それは、高齢者動脈硬化が進行している場合です。

高齢者や高血圧の方は、横になっている状態から急に立ち上がると、「めまい」や「立ちくらみ」を起こすことがあります。これは、下股の血管反射の働きが鈍くなっているためです。特に、収縮期血圧の下がり方が大きくなり、立ちくらみを起こしやすくなります。

また、動脈硬化が進行していると血圧変動が起こりやすく、このような立ちくらみがきっかけとなって、脳梗塞や心筋梗塞を起こす危険性もあります。

血圧の変動が起きやすいタイプ

  • 高齢者
  • 動脈硬化が進行している

このような血圧の変動は、朝の起床時や入浴時にリスクが大きくなります。

高齢者や動脈硬化が進行している場合には、先に紹介している「日常の血圧が上がる動作」をよく読み、日頃から注意するよう心がけて下さい。

血圧が急に上がった時の対処法

呼吸法で血圧を下げる

深呼吸や腹式呼吸にはリラックス効果があり、短時間で血圧を下げる作用がある。

普段の生活の中では血圧を急に上昇させる要因がたくさんあります。そんな時のために、日頃から緊張を解きほぐすための“リラックス法”を身につけておくこといいでしょう。

心身がリラックスすることで、高くなった血圧を下げる効果があります。

血圧を下げるリラックス方法

  • 呼吸法
    深い呼吸を意識して行うことで、副交感神経が働いて血圧を下げる効果がある。
  • 入浴方法
    ぬるめのお湯にゆっくりとつかることで、心身の疲労やストレスを軽減する。
  • アロマセラピー(香りの効果)
    植物から抽出した精油を使うアロマセラピーは、交感神経を鎮めて、心と体を癒してくれる効果がある。
  • 親しい人とのコミュニケーション
    家族や友達など気心の知れた親しい人との食事は、何よりのストレス解消法です。楽しい会話や談笑することでリラックス効果を得られます。
  • 趣味の時間を持つ
    自分の好きなことに没頭する時間は、ストレスの解消にもなり、人生の幅を広げてくれます。実際に、ガーデニングや楽器演奏などの文化系趣味を持つ人は、慢性疾患になる確率が低いという調査報告もあります。

呼吸法で直接血圧を下げる

時間がない時など、誰でも簡単にできておすすめなのが、「呼吸法」です。

呼吸法を実践することで、自律神経に直接影響を与えるため、高くなった血圧を下げる作用があります。
深呼吸することで肺が大きく膨らむと、血栓が作られるのを予防したり、血管を広げて血圧低下作用のある物質「プロスタグランジン」が作られるという報告もあります。

「深呼吸」の血圧を下げる効果

  • 副交感神経を活発にして、ストレスを緩めてくれる
  • 心臓への負担を軽減してサポートする働きがある
  • 血栓予防や血管拡張作用により、プロスタグランジンが作られる

参考書籍:「高血圧のすべてがわかる本」

鼻から息をいっぱい吸い込んでゆっくり吐き出す「深呼吸」は、意識して深い呼吸をすることで、直接血圧を下げるのに効果的です。

ストレスや疲労を感じた時に、「複式呼吸」ならいつでも手軽に行えます。

リラックス効果の高い「複式呼吸」

  • おへその下当りを意識して息を吸い込み、ゆっくりと吐いていく
  • 息を吸う時よりも吐くのを長くすることで、副交感神経が働く
こちらの記事では血圧を下げるおすすめの呼吸法を紹介していますので、参考にして下さい。

急な血圧の上昇を予防するには

急な血圧の変動を避けるためには、普段から高血圧に対してきちんとケアしておくことが必要です。

血管を強くして抵抗力を高める

血管内皮細胞コレステロールが高くなったり、血糖値の急激な変動は、血管壁を傷つける原因となります。血管壁が傷つくことで血流が悪くなり、さらに血圧が高くなります。

血管を丈夫にして健康に保つことで、血圧の変動に対して抵抗力を高めることができます。

血管を健康にするためには、血管の老化を早めてしまう生活習慣の見直しが大切です。血管の老化と最も大きく関係してくるのが、日々の食生活です。
毎日どんなものをどのように食べるかによって、血管の老化スピードは変わります。

血管を強くする食事

食べ物に含まれる栄養成分には、血流を促進したり、脂質やコレステロールを低下させる働きをするものがあります。
毎日の食事でそのような食べ物を積極的に摂り入れることで、血管の老化を防いで健康にすることが期待できます。

脂質やコレステロールが下がり、血液の流れがスムーズになることで血圧の上昇も抑えられ、高血圧予防にも効果を発揮します。

こちらの記事では、毎日食べたい「血管に良い食べ物」を紹介していますので、参考にして下さい。

サプリで血管の老化を予防

血管の老化を防ぐためには、血管に良い食べ物を積極的に摂り入れることが有効です。しかし、仕事や家事で規則正しい食事が摂れないこともあるでしょう。

そんな時におすすめなのが、必要な栄養成分を手軽に摂ることができるサプリメントです。

健康をサポートするためのサプリメントには、種類も多く様々なものがあります。
しかし、血管の老化を予防するためには、なるべく余分な添加分が含まれていないものがいいですね。

血管の老化を防いで健康にするためにおすすめしたいサプリが、「白井田七」です。「白井田七」は添加物を一切使用していない成分の98%が田七人参のサプリです。

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血管の老化を防ぐ、おすすめのサプリメント。

田七人参は、中国では古くから生薬として活用されてきたもので、その最大の効能は「血液を浄化して免疫力を高めること」です。老化に伴なう体調不良や、生活習慣病の予防にも効果が期待できます。

「白井田七」の特徴

  • 粘着剤などの添加物を一切使用せず、成分の98%が田七人参のサプリ
  • 完全無農薬・有機栽培の貴重な田七人参を錠剤タイプにしたサプリ
  • 田七人参の「血液を浄化して免疫力を高める」効能が期待できる
実際に、「白井田七」の効能を確認するため、管理人ホコタテも2ヶ月程飲み続けてみました。

ちょうど引っ越しに伴う荷物運びや、草刈り作業の時期と重なっていたのですが、疲労の軽減を実感することができました。

いつもならこのような作業が続くと、筋肉痛や腰痛を感じていたのが、「白井田七」を飲み始めてからはそのような筋肉疲労を一切感じませんでした。

白井田七

 

管理人が「白井田七」を飲んだ効果

  • 筋肉痛や腰痛が無くなった
  • 疲労の軽減

他にも、自家製の酵素ジュースなども飲んでいたので、必ずしも「白井田七」の効果だとは言い切れませんが、疲労が軽減されたことは事実です。

短期間でもこのような効果を感じることができたので、長期的に飲み続けることで、更に健康効果を実感できるのではないかと思いました。
「白井田七」のモニター調査など、こちらの記事で詳しく紹介していますので、参考にして下さい。

まとめ

血圧は常に変動するもので、環境の変化や精神状態などによって、急に上がる場合もあります。
しかし、急な血圧変動が頻繁に起こると、血管への負担がかかり動脈硬化を早めてしまうことにもなります。

血圧の急な変動を避けるためには、普段から血圧を上げる動作などには注意が必要です。

また、日頃から自分なりのリラックス法を身につけたり、血管の老化を防ぐための食事も大切です。
血管を健康にして抵抗力を高めるためにも、血管に良い食生活を見直しみてはいかがでしょう?


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