血圧の変動が急死を招くことも?!


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健診などで血圧を計って正常値でも、安心はできないのが血圧です。
血圧は1日の中でも常に変動を繰り返しています。特に高血圧の人の場合、急激な変動が命を落とす危険性もあるのです

血圧は常に変動するもの

血圧は常に変動しています。暖かい屋内から冷たい外気に触れたり、食事や運動、タバコや排便などでも血圧は上昇します。

病院や健診での測定では正常値であっても、職場や家庭では血圧が高くなる人もいます。これは「仮面高血圧」といって、夜間でも血圧が下がらなかったり、早朝に異常に血圧が高くなるものです。

仮面高血圧(かめんこうけつあつ)とは、診察室で医師に測定した血圧値は正常血圧であるのに、家庭や職場で自分で測定した血圧値が高血圧となる場合をいう。
診察室や病院では正常血圧とされるために本当の高血圧がマスクされるという意味で、仮面(をかぶった)高血圧」という。白衣高血圧とは正反対の状態である。

出展:Wikipedia 仮面高血圧

仮面高血圧の種類

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検査では分かりにくい仮面高血圧。気になる人は自身で血圧を測るようにすると良い。

・夜間高血圧

夜間の血圧が下がらない高血圧。
昼夜の血圧が高い状態が続く為に、心筋梗塞や脳卒中などの発症率が高くなる。糖尿病、腎機能障害、睡眠時無呼吸症候群などが原因とも言われている。

・早朝高血圧

朝の血圧が異常に高くなる高血圧。
早朝から上昇するタイプと、夜間から高血圧が続くタイプに分かれる。病院や健診での測定した血圧が正常の治療中の人の約半数に見られる。

・職場高血圧

仕事のストレスや喫煙などが引き金となって起こる高血圧。
病院や健診時には一時的に血圧が下がる為、発見されにくい。病院健診での血圧が、130~139mmHg/85~89mmHgの人が最もなりやすいと言われている。

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仮面高血圧の人は、自分が高血圧だという自覚がない為、治療されずに放置されやすいのです。そのため、仮面高血圧の場合だと、脳卒中や心筋梗塞を起こす確立が、正常な人と比べると3倍近くになります。
病院や健診で正常値だからといっても、本来の血圧とはいえない場合がある、ということを覚えておきましょう。

血圧を変動させる自律神経の働き

怒りやストレスでイライラしていたり、仕事や勉強に集中している時などには、血圧は20~30mmHg程度上がります。
逆に、リラックスしてくつろいでいる時や眠っている時には、血圧は下がります。このような血圧の変動は、自律神経が調整しているのです。

自律神経には、交感神経副交感神経があります。交感神経は、心拍数を増やしたり、血管を収縮させたり、血液濃度を高くしたりして血圧を上げる働きをします。また、血圧を上昇させるホルモンの分泌も増やします。

副交感神経はその逆で、心拍数を減らしたり、血管を拡張させたり、血液濃度を薄くしたりして、血圧を下げる働きをします。
血圧が日中に高くなり、就寝時に低くなるのは、日中は交感神経が優位に働き、夜は副交感神経が優位になるためです。

血圧が上昇しやすい早朝は要注意!

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目を覚ました瞬間が血圧上昇のピーク。

高血圧の中でも最も注意しなければならないのが早朝高血圧です。

血圧は一般的に明け方から上がり始めて、就寝中が最も低くなります。そして、早朝の目を覚ました直後が上昇のピークとなります。特に血圧が高めの人は、早朝は注意が必要な時間帯です。

午前中に脳卒中や心筋梗塞などの突然死を起こすリスクは、他の時間帯よりも3倍も高まることがわかっています。

お風呂場での血圧変動は危険

高血圧の人が最も注意しなければいけない場所がお風呂場です。入浴中に脳血管障害や心筋梗塞、一過性意識障害を起こすケースは少なくありません。

寒い冬は特に、入浴中の温度差によって事故が起きやすくなります。寒さで血管が収縮して上がった血圧が、急に熱いお湯につかって下がることで、動脈硬化を起こしている血管に大きな負担がかかります。
それによって、脳出血を起こす危険性もあるのです。

高血圧の人にとって、外気温の差が大きい冬のお風呂場やトイレは、血圧を急激に変動させる危険があります。そのため、突然死につながる可能性も高まるのです。

高齢者の入浴中の血圧変動は要注意

Homme - Malaise Cardiaque

二度の大動脈瘤破裂を起こした私の父も、発症した場所はお風呂場でした。
通常であれば、大動脈瘤があると診断されている場合、破裂する大きさになる前に血管外科手術をすることになります。

父の場合も、定期的に検査を受けて、大動脈瘤の大きさを確認していました。その時には未だ破裂する大きさに達していなかったので経過を見ていたのです。
しかし、それにも関わらず大動脈瘤はある日突然、破裂したのです。

大動脈瘤は、破裂すると救命が難しい危険な病気です。そのため、破裂を防ぐために専門医で検査を受けて経過を確認していたのです。
それなのに何故、動脈瘤破裂を防ぐことができなかったのでしょう?

それは、血圧の急激な変動が原因なのです。

破裂を起こしたのは、お風呂場でした。食後は血圧が上昇します。そして、お風呂に入ることで血圧は下がります。
この血圧の変動幅が大きかったことに、破裂した原因があると考えらるのです。それに、高齢者の場合は血圧の変動が特に大きくなるということもあります。

血圧は毎日自宅でも測定しているという人も多いかと思います。しかし、入浴中や運動中や就寝中など、一時的な血圧の変動は把握できるものではないのです。
そのため、なるべく生活の中で血圧の変動が大きくなるようなことは避けるようにしなければいけません。

血圧は測定値が平常値でも決して安心できるものではありません。特に高齢者や重度の高血圧の人は、血圧の変動に十分気をつける必要があります
高血圧でない人も、大きな血圧の変動を避けることで、血管への負担を防ぎ、血管の老化を遅らせることにつながるのです。


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