血圧値の変動が大きい – 血圧が不安定になる原因は?


日常生活の中では、血圧は常に変動しているものです。しかし、中には血圧が大きく変動することがあります。
血圧が必要以上に変動すると、血管壁への負担を大きくして血管の老化を早めてしまう原因になります。
そこで今回は、普段の生活で血圧を大きく変動させる要因について紹介します。

検査ではわからない「仮面高血圧」とは?

仮面高血圧

病院の健診などでは発見されない「仮面高血圧」には要注意

健診などの検査では血圧が正常値なのに、自宅や職場で血圧が高くなる人がいます。
これは「仮面高血圧」といって、本人に自覚症状がないため放置されることが多くなります。そのため、十分な注意が必要です。

仮面高血圧の症状には、いくつか種類があります。普通は、就寝時には血圧は下がるものですが、夜間でも血圧が高いまま下がらないのが、「夜間高血圧」です。
また、朝起きた時の血圧が異常に高くなる「早朝高血圧」の人もいます。これは、早朝から血圧が上昇するタイプと、夜間から早朝にかけて血圧が高いままのタイプとがあります。
他に、職場で血圧が高くなる「職場高血圧」の人もいます。これは、仕事でのストレスや職場でタバコの本数が増えることなどが原因です。

仮面高血圧の種類

  • 夜間高血圧
  • 早朝高血圧
  • 職場高血圧
いずれも、病院の健診時には一時的に血圧が下がる為、高血圧症と診断されません。そのため、治療しないまま放置されるケースが多く、症状が悪化する場合があります。
このようなケースから仮面高血圧の人は、脳卒中心筋梗塞を起こす確立が、正常な人と比べて3倍近くになることがわかっています。

仮面高血圧を発見するためには、普段から自分自身で血圧を測定する習慣をつけて、血圧の変動を把握しておくことが大切です。

仮面高血圧を発見する方法

  • 普段から自分自身で血圧を測定する習慣をつけること

ストレスが血圧変動を大きくする?

ストレス

血圧の変動は、精神状態と大きく関係してくる

血圧の変動は、精神状態によっても影響してきます。イライラしたり緊張していると血圧は上昇します。また、就寝時など気持ちが落ち着いてリラックスした状態になると、血圧は下がって安定します。
このように血圧が変動するのには、「自律神経」と関係があるためです。

自律神経には、交感神経と副交感神経があります。交感神経が優位となる日中の行動時には、血圧が上がります。これは、心拍数が増えて血管を収縮させたり、血液濃度が高くなるためです。また、交感神経が働くと、血圧を上昇させるホルモンの分泌も増えます。

逆に、夜は副交感神経が優位になるため、血圧は下がります。副交感神経が働いている時は、心拍数が減り、血管が拡張されて血液濃度が薄くなるためです。

血圧の変動と自律神経の関係

  • 日中の活動時は、「交感神経」が優位となり血圧は高くなる
  • 夜の就寝時は、「副交感神経」が優位となり血圧は低くなる
仕事のストレスや緊張した状態が続くと、血圧は高くなります。長期間そのような状態が続くことで、高血圧を発症する原因となってしまいます。
血圧を安定させるためには、緊張した気持ちを解すことが大切です。気持ちがリラックスすることで副交感神経が優位に働き、血圧を下げて安定させることにつながります。

高齢者は血圧が変動しやすい

高齢者は「起立性低血圧」など血圧の変動が起こりやすい

高齢者は「起立性低血圧」など血圧の変動が起こりやすい

高齢者は血圧の変動が起こりやすい特徴があります。
例えば、座っていて急に立ち上がった時や、長い間立ったままの状態の時などです。このような時には、血圧が下がって脳への血流が減少するため、立ちくらみを起こす「起立性低血圧」になりやすいのです。

また、食事の後も気をつけなければいけません。食べ物を消化するのに血液が使われて、脳への血流が少なくなるからです。
そのため、食後30~90分の間は低血圧を起こしやすい時間帯です。めまいやふらつきが起こることがあるので注意が必要です。

更に、高齢者に限らず高血圧の人が生活の中で最も気をつけなければならいのが、「入浴」です。
それは、温度差が大きくなる入浴時に、脳血管障害心筋梗塞一過性意識障害を起こすケースが多いからです。
特に気温が下がる冬場の入浴時には、血圧の変動が大きくなりがちです。また、高齢者の人は入浴後に血圧が低下しやすい傾向があります。そのため、寒くなる冬の時期に、入浴による事故が起きやすくなります。

冬の入浴で気をつけたいことについては、こちらの記事で紹介していますので参考にして下さい。

低血圧を起こしやすい状態の時

  • 急に立ち上がった時
  • 長い間、立ったままの状態
  • 食後、30~90分の間
  • 入浴後
この他にも、日常生活で血圧を急上昇させる行動について、こちらの記事で紹介しています。

このように、生活の中では血圧の変動を大きくするものがあります。特に、高齢者の人や重度の高血圧症の人は、他の人よりも血圧変動が大きくなる傾向にあるため、十分な注意が必要です。

そのためには、なるべく血圧を急激に上げたりするような行動は避けるようにすることです。
また、高血圧を発症していない場合でも、血圧の変動が大きくなるような行動を避けることで、血管への負担を防ぐことができます。
普段からそのように注意することが、血管の老化を遅らせることにつながるのです。

血圧を上げる食べ物による血圧変動にも注意

また、食べる物によっても血圧を高くして変動させるものがあります。
血圧を上げる食べ物には、「塩分を多く含む食べ物」や「カロリーの高い食べ物」「動物性脂肪の多い食べ物」「糖分の多い食べ物」があります。

血圧を上げる食べ物

  • 塩分を多く含む食べ物
  • カロリーの高い食べ物
  • 動物性脂肪の多い食べ物
  • 糖分の多い食べ物
ストレスや疲労などから、このような“血圧を上げる食べ物”を一時的に多く食べてしまう人もいます。そのような食生活を続けていると、血圧の変動を招いてしまうことになります。
また、普段から“血圧を上げる食べ物”を多く摂っていると、血管の老化を促進することになるので注意することです。

血圧を上げる食べ物については、こちらの記事を参考にして下さい。

このように、血圧を大きく変動させないためにも、普段の行動や食生活にも注意してみることが大切です。


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