血圧を下げるお茶とは? – 種類と飲み方について


食べ物だけではなく、お茶にも血圧を下げるのに効果が期待できるものがあります。
また、特に血圧降下に有効な成分を利用して、高血圧を予防するために開発された健康茶もあります。
今回は、血圧を下げる効果が期待できるお茶をいくつかご紹介します。

血圧を下げるお茶とは?

ギャバ茶

お茶には様々な種類がありますが、血圧を下げるのに有効な成分を含むお茶がいくつかあります。

血圧を下げる効果が期待できるお茶

  • 「緑茶」
    緑茶の苦味成分「カテキン」には、血管の収縮と血圧上昇に関わる酵素の働きを阻害して、血圧の上昇を抑制する働きがある。
    また、トクホの機能性成分である「GABA(ギャバ)」も含まれているので、カテキンとの相乗効果で血圧を下げる効果が期待できる。
  • 「ギャバロン茶」
    緑茶に含まれる成分「GABA」を豊富に含んだ健康茶で、高血圧対策として開発された新種の緑茶。ギャバロン茶に含まれるGABAは、一般の緑茶の5〜10倍にもなる。
    茶葉専門店やインターネット通販で購入できる。
  • 「杜仲茶」
    中国で漢方薬として珍重されてきた「杜仲(とちゅう)」の葉を干して作るお茶。
    血圧降下に特に効果が期待できるとされる機能性成分「杜仲葉配糖体(ゲニポシド酸)」が豊富に含まれる。
  • 「ウーロン茶」
    中国茶の代表的なお茶で、半発酵して作られる過程で「ポリフェノール」が飛躍的に多くなるため、様々な効果が期待できる。中でも、「ウーロン茶ポリフェノール」は、カテキンの集合体なので、緑茶のカテキンと同様に、血圧の上昇を抑える作用がある。
    また、テアニンも含まれていて、副交感神経を刺激してリラックス効果が期待できる。そのため、ストレスによる血圧上昇を予防するのに効果的。
  • 「玄米茶」
    蒸して炒った玄米と、番茶や煎茶などを同量加えた日本茶。
    血圧降下に特に効果が期待できるとされる機能性成分「GABA」が豊富に含まれる。
  • 「ゴーヤー茶」
    にがうり(ゴーヤー)の成分を摂取できる健康茶。カリウムが豊富なため、余分なナトリウムを排出して血圧を安定させる働きがある。また、ビタミンCも豊富に含まれているので、抗酸化作用が高く、血管の老化を予防する効果が期待できる。
  • 「柿の葉茶」
    柿の若葉を蒸して乾燥させて作るお茶。
    柿の葉には、フラボノイド配糖体やタンニンなどのポリフェノールが含まれているため、血管や血液に働きかけて、血圧を下げて安定させる作用がある。
    また、柿の葉に多く含まれるビタミンCは、熱に強いため、お茶にしても効率よく体内に吸収できる。

参考書籍:「高血圧をらくらく下げるコツがわかる本」

他にも、血圧を下げる飲み物を、こちらの記事で紹介していますので、参考にして下さい。

血圧降下が期待できるハーブティー

ハーブティー

ハーブティーにも血圧を下げる効果が期待できるものがある。

日本だけではなく、世界的にも高血圧改善に役立つとされるお茶があります。
主に西洋で親しまれているハーブティーですが、個性的な香りや味を楽しむ愛好家もいます。
いつものお茶とは違うものを飲みたくなった時、好みのハーブティーを見つけてみるものいいかもしれません。

血圧を下げる効果が期待できるハーブティー

  • リンデン(西洋菩提樹)
    ポリフェノールの一種、ビオフラボノイドが含まれていて、血圧降下や動脈硬化の予防、イライラの緩和や不眠症の改善などに効果が期待できる。
  • ヤロウ
    末梢血管を拡張する働きがあり、血液の循環を良くして血圧を下げる効果が期待できる。利尿作用もあるため、ナトリウムの排泄によって血圧を下げる働きもある。
  • 熊笹茶
    血液浄化に役立つ葉緑素が豊富で、高血圧や糖尿病、風邪、便秘、肥満の改善に役立つ。
  • ダンディライオン(西洋たんぽぽ)
    強い利尿作用があり、体内の余分なナトリウムをを排泄して血圧を下げる効果が期待できる。
  • ホーソン(西洋サンザシ)
    フラボノイド配糖体やサポニン、タンニンなどを含み、心臓の筋肉を強化する働きが期待できる。
  • バレリアン(西洋カノコ草)
    神経を鎮めるハーブとして珍重され、古くから不眠症の薬として用いられてきた。疲労回復作用もあり、ストレス性の高血圧の改善に期待ができる。

参考書籍:「高血圧をらくらく下げるコツがわかる本」

高血圧予防に開発されたお茶

茶葉に含まれる有効成分を用いて、高血圧の予防対策として開発されたお茶もあります。

トクホの高血圧改善に有効なお茶

例えば、先にも紹介している「ギャバロン茶」は、緑茶の有効成分「GABA」が増加するよう作られた健康茶です。
一般的にトクホとして販売されているので、見たり聞いたりしたことがある人も多いのではないでしょうか?

「特定保健用食品(トクホ)」とは?
特定の成分が病気を予防する効果があることを科学的に実証され、国からその有効性を表示することを許可された商品。トクホと呼ばれ、一般的に商品化されている。
「特定保健用食品(トクホ)」の成分が入ったお茶

  • 「杜仲源茶」(小林製薬株式会社)
    杜仲葉配糖体(ゲニポシド酸)を1本当たり85mg含んだ健康茶。
    1日1本の飲用で血圧のコントロールが期待できる。
  • 「ギャバロン茶」
    緑茶に含まれる成分GABAを豊富に含んだ健康茶。高血圧対策として開発された新種の緑茶。

高血圧の改善に有効な成分

血圧降下に特に効果が期待できる機能性成分として、「GABA(ギャバ)」、「ペプチド」、「杜仲葉配糖体(ゲニポシド酸)」があります。
これらの成分を含むサプリメントなどもありますが、食品やお茶などに含まれるものもあるので、できるだけ食事などで摂り入れるようにすると良いでしょう。

血圧の調整に有効とされる成分

  • GABA(ギャバ)
    正式名称は「γ(ガンマ)−アミノ酪酸」
    腎機能を高め、利尿作用を促してナトリウムの排泄を促進する。それによって血圧を下げる効能がある。血圧降下の他にも、脳神経の安定や肝機能のアップも期待できる。
    食品例:ギャバロン茶、玄米茶、発芽玄米、紅こうじ
  • ペプチド
    血圧の上昇につながる酵素の働きを阻害し、血管収縮を防止することで血圧を低下させる。
    高血圧改善に効果的とされるペプチドの種類は以下のもの。
    カゼインドデカペプチド
    サーデンペプチド
    かつお節オリゴペプチド
    ラクトトリペプチド
    食品例:ペプチドを含むドリンク類
  • 杜仲葉配糖体(ゲニポシド酸)
    副交感神経に働きかけて末梢血管の筋肉をゆるめて血流を促す。それによって血圧を下げる。
    また、中性脂肪やコレステロールの吸収を抑制する働きもあるため、肥満予防にも期待できる。
    食品例:杜仲茶、杜仲葉配糖体を含有したドリンク類、そばなどの加工食品

トクホを利用する際の注意点

トクホは、あくまでも生活習慣病の予防に役立てるもので、病気を治療するための食品ではありません。
多く摂取すればいいというわけではないので、適切な量を守って摂取するようにしましょう。

また、トクホをとれば薬を飲まなくていいというわけではありません。栄養バランスの良い食事を心がけ、適切な運動などと合わせて活用することで効果が期待できます。
既に、降圧薬を飲んでいる人は、トクホを利用する際には、あらかじめ医師に相談して確認するようにして下さい。降圧薬とトクホを一緒に使うことで、血圧が下がりすぎて、めまいや立ちくらみなどを起こす場合があります。

参考書籍:「高血圧のすべてがわかる本」、「高血圧をらくらく下げるコツがわかる本」

効果的なお茶の飲み方は?

お茶の淹れ方

お茶はそれぞれ茶葉の特性を活かした淹れ方で、期待できる効能も変わってくる。

いくつかのお茶を紹介しましたが、それぞれの特性によって、より効果的な飲み方も変わります。
お茶は、お湯の温度や抽出時間などで風味も変わりますが、含まれる成分の効果も変わってきます。
飲む茶葉の特性を活かした淹れ方を覚えておくと、更にその効果が期待できるでしょう。

お茶の効果的な飲み方

「緑茶」

  • 緑茶の成分を効果的に摂るためのタイミングは、毎食後。
  • 特に1〜2煎目にカテキンが豊富に含まれるので、1、2杯飲むようにするといい。

「ギャバロン茶」

  • GABAはお湯にすぐに溶け出す性質なので、お湯を注いで30秒程が適切。
  • 1煎目でGABAの70〜80%が出てしまうので、まめに茶葉を取り替えて飲むようにする。
    尚、GABAは体内に蓄積されず、必要量以外は排出されるため、多く飲んでも安心。

「杜仲茶」

  • 茶葉を弱火で10分ほど煮出してから飲むと、有効成分が効率よく摂取できる。
  • ノンカフェインで胃にもやさしい。

「ウーロン茶」

  • 100℃近くの高温のお湯で淹れると、有効成分がよく溶け出す。
  • 香りと味わいを楽しむには、ペットボトルに入ったものではなく、茶葉から淹れて飲むのがおすすめ。日本国内で入手しやすいウーロン茶の種類は、鉄観音茶、凍頂ウーロン茶、高山茶など。

「ゴーヤー茶」

  • ゴーヤーの成分をしっかり摂るには、茶葉を5分ほど煮出して飲む。お茶にすると苦味はほとんどなく、まろやかで飲みやすい。
  • カフェインやタンニンは含まれていないので、胃腸の弱い人でも安心して飲める。

「柿の葉茶」

  • 食後に飲むのが効果的。煮出すと有効成分がよく抽出される。急須で飲む場合には、お湯を注いでから2〜3分ほどおいてから飲むようにすると良い。
  • 柿の葉茶は出がらしになりにくい特徴がある。1〜2煎目にはビタミンCがよく溶け出し、3煎目以降にはポリフェノールが多めになり、4、5煎目まで栄養成分が残っている。

お茶は毎日続けて飲むことで、その効果が期待できるものです。
茶葉によって味や香りも様々なものがあります。是非、自分の好みのお茶を見つけて、毎日の習慣にしてみてはいかがでしょう?


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