血管病が若い人に増えている理由は?


近年、40代や50代の若い人が血管病になるケースが増えています。若くして活躍していたスポーツ選手などが、脳卒中や心筋梗塞で突然亡くなるというニュースを見て驚く人も少なくないでしょう。

脳卒中や心筋梗塞は、血管が硬くもろくなることから起こる「血管病」です。
いったいなぜ、血管病を発病する年齢が若くなっているのでしょう?

血管年齢

血管の老化を早める生活習慣

近年、私たちの生活環境は便利で恵まれたものになりました。手軽に美味しいものを食べたり、どこにでも移動できる車や交通機関も充実しています。しかし、人間の体は昔からそんなには変化していないものです。

美味しいグルメな食事やお酒は、栄養のバランスを崩してカロリー過多となりがちです。便利な交通機関が充実することで、人は歩く機会が減ります。そして、全てにおいてスピードアップした社会は、疲労とストレスを招くようになりました。

現代の「生き急ぐ」ように便利になった生活環境が、人の体には悪影響を及ぼすことにもなるのです。

過食と運動不足の生活から高血圧や糖尿病などにかかってしまう人は、血管の検査をすると、実年齢が40代でも血管は70代の人と同じくらいに老化している場合があります(血管年齢)。
血管は老化が進行していても、その自覚症状はほとんどありません。そのため、ある日突然、若くして脳卒中や心筋梗塞で倒れるという悲劇が起こるのです。

血管病を防ぐには、血管のケアが重要

血管病の多くは、血栓(血のかたまり)が詰まって起きます。その原因として、以下の3つのことが考えられます。

  • 血管壁に異常がある
  • 血液の流れが悪い
  • 血液の粘着度が高い(血液がドロドロの状態)
健康を保つためによく、「血液サラサラ」という言葉を耳にします。健康情報番組や雑誌の見出しなどでもよく使われていますね。
確かに「血液をサラサラにする」ことは大切です。しかし、血管病を防ぐためにはそれだけではなく、血液が流れている血管そのものを健康に保つことが重要となのです。

たとえ血液がサラサラだとしても、血管そのものが老化して健康でない状態だと、血管病になってしまいます。

食生活の欧米化が血管病の原因に?

かつて日本では、欧米に比べて、脳の細い動脈に起こる脳出血が大変多い国でした。これは食塩摂取量の多さが原因とされていました。とくに東北地方などでよく見られる、塩分の多い漬物や濃い味噌汁などの食べ過ぎによって、塩分過多となっていたことが原因と考えられます。

しかし、80年代くらいからは、太い動脈の硬化から起こる心筋梗塞や脳梗塞が増えてきたのです。これはもともと、欧米に多かった病気です。この背景には、食生活の欧米化が考えられます。から揚げやハンバーグ、パンなどの洋食によって脂肪や糖質過多の食事になりがちです。このような食事によって、血管の老化は早められることになるのです。

血管病はもはや高齢者の病気ではなくなっています。ある日突然起こる血管病を防ぐためには、普段の食事や生活習慣を見直すことが大切なのです。


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