高血圧の症状 – めまいは危険?
めまいは主に、疲労や立ちくらみ、貧血などから起こる場合が多いです。しかし、まれに高血圧の症状としてめまいが起こる場合もあります。もし、めまいが頻繁に起こる場合には注意が必要です。
高血圧で自覚症状があると、進行している証拠?
高血圧は一般的にほとんど自覚症状がありません。そのため、健康診断などで高血圧と診断されても、何の自覚症状もないために、そのまま治療せず放置している場合も多いのです。
高血圧はある程度進行しないと自覚症状は表れません。そして、自覚症状が表れる時には、狭心症や脳卒中、心筋梗塞などの発作が起こることが多いのです。
このような症状が出てからでは、治療をしても手遅れになることもあります。
女性に多い貧血が原因のめまい
高血圧の症状として、たまに頭痛やめまい、肩こり、手足のしびれなどを訴える人もいます。しかし、これらの症状は低血圧の人にも同じような症状がある場合もあります。
また、長時間のデスクワークなど、他の生活習慣が原因でもこれらの症状は起こります。ですので、頭痛やめまい、肩こりや手足のしびれなどは、必ずしも高血圧が原因で起こっているとは限らないのです。
また、めまいはどちらかというと女性に多く起こる症状です。疲労が重なったり、貧血や生理の時などにめまいが起こることがあります。これらのめまいは非常に軽いもので、平衡感覚が失われて歩けなくなる程のものではありません。
そのため、めまいが起こってもつい見過ごされてしまいがちになります。
頻繁なめまいは脳卒中の前ぶれかも?
しかし、注意しなければいけないめまいもあります。既に高血圧と診断されていて、めまいが繰り返し起こる場合は要注意です。
めまいが繰り返し起こるような場合には、脳卒中の前兆である可能性も考えられます。もし、このような症状がある場合は、早期に医療機関での診断を受ける必要があります。
また、周囲がぐるぐる回って歩くことが困難になる程のめまいは、脳出血の疑いがあります。このような時は、すぐに医師の手当てを受けることです。
めまいは軽いうちからの改善が大切
一般的なめまいの場合、その症状もごく軽いものが多いです。もし、高血圧が原因でめまいが起こっていたとしても、生活習慣などを見直して高血圧を改善していくことで、そのうちめまいも起こらなくなるなはずです。
しかし、めまいの状態が軽いからと、軽視してそのまま放っておくと、高血圧の症状がどんどん進行してしまい、気付いた時には重症となっていることもあります。
めまいが起こる時は、体からの休息のサインと受け取って、早目に改善することが大切です。