高血圧対策に効果のあるお茶 – 緑茶に含まれる効果とは?

お茶は日本人にとって馴染みの深い飲み物です。
最近では、リラックスのために飲む目的だけではなく、その薬効にも注目されているお茶があります。
食後や休憩の時など、一日に何杯もお茶を飲むという方も多いと思います。
そこで今回は、高血圧の人におすすめのお茶についてご紹介します。

緑茶は高血圧の予防や改善に効果がある?!

緑茶

緑茶には高血圧の予防に効果的な成分が豊富に含まれている。

日本で最も多く飲まれているお茶といえば、緑茶ですよね。
家庭で飲むのはもちろんのこと、お寿司屋さんや和食のお店では必ずと言っていいほど緑茶が出されています。
このように普段当たり前のように飲んでいる緑茶ですが、高血圧の人にとっては嬉しい効果が豊富に詰まっているのです。

緑茶の渋味成分であるカテキンは、血中のコレステロール低下作用や悪玉のLDLコレステロールの酸化抑制作用があります。更に、血液をサラサラにする作用もあるため、高血圧を予防する効果があるのです。

また、緑茶の旨味や甘味成分であるテアニンには、血圧の上昇を抑制する作用があります。
緑茶を飲むと何だかほっとした気分になりますよね?これは、緑茶に含まれるテアニンに、神経を安定させてリラックスできる効果があるためです。
緑茶にはこれだけではなく、カリウムビタミンACE食物繊維なども豊富に含まれているのです。

緑茶に含まれる高血圧予防に有効な成分

  • カテキン
    血中のコレステロール低下作用、悪玉のLDLコレステロールの酸化抑制作用がある。
  • テアニン
    血圧の上昇を抑制する作用、神経を安定させるリラックス効果がある。
  • カリウム
    体内の余分なナトリウム(塩分)を排出する。
  • ビタミンA・C・E
    血液をサラサラにし、血管を丈夫にして動脈硬化を予防する。
  • 食物繊維
    悪玉のLDLコレステロールの低下、ナトリウムを排出する。

緑茶の効果を有効に引き出す飲み方とは?

緑茶

緑茶を効果的に飲むには、温めのお湯で時間をかけてゆっくりと淹れること。

ほうじ茶や紅茶などは沸かしたてのお湯で淹れた方が美味しくなりますが、緑茶はそうではありません。
緑茶の場合は、低温のお湯で淹れた方が香りも旨味も出るのです。

緑茶に含まれる降圧作用を効果的に摂るためには、温めのお湯で時間をかけてゆっくりと浸出させることです。そうすることで、緑茶に含まれる成分テアニンが多く溶け出します。

また、緑茶に含まれるビタミンA・E食物繊維は不溶性のため水に溶けない成分です。これらの栄養成分を有効に摂取するには、粉末状の緑茶をそのまま飲むのがおすすめです。
茶殻をふりかけにしたりして、料理やお菓子作りに利用すると、更に効果的でしょう。

高血圧対策のために開発された健康茶「ギャバ茶」とは?

このように、緑茶には元々血圧を下げる有効成分が豊富に含まれています。そして、これらの有効成分を更に高めるよう研究して開発されたのが「ギャバ茶」です。

ギャバ茶は昭和61年に農林水産省によって、緑茶の風味を損なわないよう高血圧対策として開発された健康茶になります。
ガンマ・アミノ酪酸GABAギャバ)を多く含んでいることから「ギャバ茶」と名付けられました。
このガンマ・アミノ酪酸はアミノ酸の一種で、交感神経を正常な状態に保ち血圧の上昇を抑えるため、降圧効果が期待できるのです。

ギャバ茶の特徴は、降圧効果として高いGABA(ギャバ)が豊富に含まれている上に、ノンカフェインということです。
そのため、緑茶の風味などの特徴はそのまま残されているので、夜などでもカフェインを気にせず飲むことができます。

ギャバ茶の降圧作用

  • ガンマ・アミノ酪酸(GABAギャバ)
    血圧上昇抑制作用、中性脂肪の抑制
他にも、日本では高血圧予防に効果的だとされて、古くから親しまれて飲まれてきた健康茶があります。
イチョウ茶やドクダミ茶、柿の葉茶などの薬草茶がそうです。これらのお茶には、それぞれに高血圧や動脈硬化を予防する有効成分が含まれています。
薬草は身近に手に入るものもあるので、手作りで作ることもできます。
詳しくはこちらの記事で紹介していますので、参考にして下さい。

普段何気なく飲んでいるお茶ですが、このように降圧効果のあるお茶を飲むことで、その効果もより期待できることでしょう。
是非、毎日の一杯に、このようなお茶を活用してみてはいかがでしょう?

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