高血圧の薬 – アムロジピンの効果と副作用とは?

kusuri

高血圧の薬で最も多く使われているのが、カルシウム拮抗薬です。中でも、よく処方されている医薬品が「アムロジピン」です。
そこで、なぜ他の薬に比べてアムロジピンがよく使われているのか、その特徴についてご紹介したいと思います。

■高血圧の薬「アムロジピン」とは?

アムロジピンはカルシウム拮抗薬で、血圧を下げるために処方される薬です。
カルシウム拮抗薬は、細胞内へのカルシウムの流入を防ぐことで、血圧を下げる作用があります。
また、血管を拡張させる作用もあり、心臓の血管も拡げる働きがあります。
そのため、高血圧狭心症不整脈の治療薬として使われています。

アムロジピンは薬の一般名になります。製品名はノルバスクノルバスクODアムロジンアムロジンODなど、薬品メーカーの違いで異なりますが、作用や特徴に変わりはありません。

「アムロジピン」がよく使われる理由と、その特徴とは?

カルシウム拮抗薬は、効き目がよく、また安全性が高いという理由で、高血圧の治療では第一選択薬とされています。
カルシウム拮抗薬には、ジヒドロピリジン系ベンゾジアゼピン系があります。アムロジピンは、ジヒドロピリジン系のカルシウム拮抗薬になります。これは、降圧の有効性が最も高い薬として、現在日本で最も多く使われている降圧薬です。

カルシウム拮抗薬には他にも多くの種類の薬があります。では何故、その中でもアムロジピンがよく使われているのでしょう?
その理由として、他のカルシウム拮抗薬に比べて副作用が少ないことがあります。

カルシウム拮抗薬の副作用としては、顔のほてりや頭痛、頻脈などがあります。アムロジピンは他のカルシウム拮抗薬と比べると、これらの副作用が少ないのが特徴です。
また、効果の持続時間が長いという特徴もあります。
アムロジピンの作用時間は、半減期が約36時間と長いため、効果が持続的に続くのも特徴す。24時間にわたって血圧を下げる作用が続くため、持続的に高血圧の状態を改善することができるのです。

アムロジピンの特徴

  • 他のカルシウム拮抗薬と比べて副作用が少ない
  • 効果の持続時間が長い

「アムロジピン」にはどんな副作用があるのか?

カルシウム拮抗薬副作用については、血管拡張、血圧低下に付随した血行不良による症状があります。

わりとよくある症状としては、顔のほてり、潮紅、頭痛、動悸、めまい、のぼせ、ふらつき、立ちくらみ、足のむくみ、便秘などです。

カルシウム拮抗薬の副作用

  • 顔のほてり、潮紅
  • 頭痛
  • 動悸
  • めまい、のぼせ
  • ふらつき、立ちくらみ
  • 足のむくみ
  • 便秘
アムロジピンにも、これらの副作用が現れることがありますが、他のカルシウム拮抗薬に比べると副作用が発症しにくいとされています。

また、ジヒドロピリジン系のカルシウム拮抗薬の重大な副作用としては、大動脈弁狭窄肺高血圧腎機能障害肝機能障害うっ血性心不全などがあります。
そのため、心臓、肝臓、腎臓に何らかの障害がある場合には、薬の使用が制限されます。

アムロジピンには、重い副作用はほとんどないとされていますが、もし、胸が痛んだり、脈が異常に遅くなるときなどは、早目に医療機関を受診するようにしましょう。

薬の飲み始めや、薬を変更した場合などは、心電図検査や血液検査など定期的な健診が必要になります。また、高齢者の場合は、副作用が出やすくなります。

どのような薬でも同じですが、服用中に気になる症状が出た場合には、早目に医師に相談することが大切です。

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