高血圧と歯周病、実は双方に発症の原因があった?


高血圧患者さんの中には、歯周病になる人が多い傾向があります。
一見、高血圧と歯周病とは関係がないように思われますが、実はそうではない理由があったのです。

歯周病が高血圧を引き起こす原因に?

歯周病

歯周病は、歯周病菌が引き起こす感染症で、20歳を過ぎると口の中に住み着くといわれています。ですので、多くの人が歯周病になる可能性があるのです。

では、歯周病と高血圧とはどのような関係があるのでしょう?

歯周病をそのまま放置しておくと、次第に免疫力が低下してしまい、炎症が全身を悪化させることになります。そうなることで、血管が硬くなり動脈硬化を進行させることになるのです。そして、これが要因となって血圧を上昇させることに繋がるのです。

歯周病は、歯と歯茎の境目となる歯周ポケットと呼ばれる溝に、汚れが溜まって細菌が感染することで起こります。
食後の歯磨きなど歯茎に菌が溜まらないよう、をしっかりと歯のケア行うことが、高血圧を予防することにもなるのです。

降圧薬の副作用で唾液分泌が低下する?

歯周病予防

歯周病が悪化することで高血圧となることは、前述の通りですが、それとは逆の場合もあります。高血圧が歯周病を発症させることもあるのです。

高血圧で歯周病となる原因には、血圧を下げるために処方される薬「降圧薬」が関係しています。

歯周病や虫歯になる原因の一つに、唾液の分泌量が減ることが上げられます。唾液の分泌には、食習慣やストレス、薬などによる影響を受けやすいことがわかっています。

高血圧の治療に処方される降圧薬ですが、副作用として唾液分泌を低下させるものがあります。降圧薬以外にも、抗うつ剤や鎮痛剤、利尿剤、抗パーキンソン剤などにも同じ副作用があります。
これは、薬の作用により神経の受容体に働き、唾液量を低下させる作用があるためです。

また、降圧薬利尿剤は体内の水分を減少させる働きがあります。その結果、唾液の分泌を抑制してドライマウスになる傾向があるのです。

唾液には口内の殺菌作用があり、虫歯や歯周病などを予防する働きがあります。そのため、唾液量が不足することで、殺菌作用が低下して歯周病や虫歯の原因となるのです。

また、降圧薬の一種「カルシウム拮抗薬」には、歯肉を増殖させる副作用のあるものがあります。歯肉が増大すると、周囲には歯垢(プラーク)が停滞しやすくなり、炎症を引き起こします。これによって、歯周病を悪化させることに繋がるのです。

特に、高齢者などは処方されている薬が増える傾向にあります。唾液腺の機能が正常に働いていたとしても、常用する薬の量が増えることによって、唾液分泌量が減少することになるのです。

このように、歯周病と高血圧とは双方に影響を及ぼす作用があります。そのため、歯周病を予防することは高血圧の予防となり、高血圧を改善することが歯周病予防にも繋がるのです。


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