高血圧を予防する赤いビタミン – アシタバの血圧降下作用とは?
野菜には豊富なビタミンやミネラル、食物繊維が含まれているため、高血圧の予防や改善に効果的なものが多いです。
中でも、アシタバには驚くほど高血圧に効果的な成分がたくさん含まれているのをご存知ですか?
アシタバには驚くほどの血圧降下作用があった?!
「今日摘んでも、また明日、新芽が出てくる」というほど強い生命力があることから、「明日葉」と名前がつけられたのがアシタバです。独特の味と香りがあるためか、好んで食事に取り入れられる機会は少ないようです。
しかし、このアシタバには、血圧降下作用や動脈硬化を予防する驚くパワーを秘めているのです。
アシタバの茎は折ると蛍光色のような黄色い汁が出てきます。この汁の成分は「カルコン」という化学成分です。このカルコンには、大腸ガンや肺ガンなどのガン抑制効果があることがわかっています。
そして、アシタバの葉に多く含まれるニコチアナミンという成分には、体内のアンギオテンシンと呼ばれるホルモンの働きを抑える作用があります。アンギオテンシンは、加齢で血圧が高くなる要因となるホルモンです。
そのため、アシタバには加齢によって血圧が上がるのを防ぐ働きがあるのです。
また、アシタバには“赤いビタミン”と呼ばれる造血作用のあるビタミンB12や、葉酸、鉄分も豊富に含まれています。
そして、注目すべきは「有機ゲルマニウム」もたっぷり含まれているということです。有機ゲルマニウムは、血液をサラサラに浄化する働きがあります。そのため、血液が脳へ栄養素を運びやすく、動脈硬化の予防にも効果的なのです。
アシタバは免疫力を高め、体の治癒力を高める
アシタバに含まれる有機ゲルマニウムには、ウィルスの増殖を抑えるインターフェロンを作り出し、免疫力を高める作用があります。このため、私たちが本来持っている、体に備わっている自然治癒力を高めることができるのです。
更に、体内の酵素の治癒力を強化して、ガン細胞を退治する働きもあります。
これらの効果は、ビタミンCにもありますが、アシタバに含まれる植物性有機ゲルマニウムには、その数百倍もの力があると言われています。
そのためか、古くからアシタバの栽培が行われている伊豆七島では、ガンでの死亡率が非常に少ないという調査報告があります。
この注目すべき成分「有機ゲルマニウム」は、アシタバの他にも、天然の朝鮮人参やサルノコシカケなどの高価なものに含まれていることで知られています。
アシタバの血圧降下作用を期待できる食べ方は?
東京家政大学の実験データによると、アシタバに含まれる「ニコチアナミン」には、降圧薬とほぼ同じくらいの降圧効果があることがわかっています。
そして、日常の食事でこの血圧降下作用が期待できる量は、1日に100g程摂ればいいとのことです。これは、およそアシタバ2分の1束の量になります。
これくらいの量を毎日摂り続けることで、食物繊維やカリウムの降圧効果と合わせて、かなり期待できるのではないかということです。
また、アシタバは生でそのまま食べるよりも、炒めたり煮たりして食べる方が効果は高まることも確認されています。
- 1日に半束の量を食べる
- 生より炒めたり、煮て食べる
庭先やベランダでも育てることができるので、高血圧対策にアシタバを育ててみるのもいいかもしれませんね。