黒にんにくが注目される理由 – その効果と効能とは?


最近なにかと話題の「黒にんにく」ですが、何故これほどまでに注目されているのわかりますか?

それは、普通の白いにんにくの数倍もの「すごい成分」が含まれているからなのです。
では、その黒にんにくに含まれている「すごい成分」と、その効能とはいったいどういうものなのかを詳しく見ていきましょう。

「黒にんにく」で数倍に増える注目の成分とは?

黒にんにくがこれほどまでに注目されるようになった理由は、ニンニクが持つ有効成分や薬効が飛躍的に増加するためです。

中でも特に注目したいのが、「S-アリルシステイン」という機能性成分です。

元々、ニンニクにしか含まれていない「S-アリルシステイン」ですが、通常のニンニクでもわずかしか含まれていない希少な成分です。
それが、熟成・発酵させた黒にんにくでは、S-アリルシステインの含有量が飛躍的に増加するのです。

なぜS-アリルシステインが増加するとすごいのかというと、免疫細胞である「NK細胞(ナチュラル・キラー細胞)」を活性化し、体の免疫力を強力にアップさせるからです。
免疫力が高まると、様々なウィルスや感染症の予防、抗ガン作用などの病気を予防する効果が期待できます。

また、S-アリルシステインが大幅に増えることで、通常のにんにくと比べてポリフェノール総量も増加します。
それにより、ニンニクが持つ抗酸化作用が更に高まり、活性酸素を除去する抗酸化力が格段とアップするのです。

酸化は老化を早める大きな要因となります。そのため、抗酸化力が格段と高まることで、老化防止や生活習慣病予防など、体全体の健康に大きく影響します。
その黒にんにくの強力な抗酸化力は、生ニンニクの約13倍にも増えることがわかっています。
この他にも、S-アリルシステインには、血行を促進したり、血管を強化する作用もあるため、高血圧の予防や改善にも効果があります。

「黒にんにく」で増える有効成分とその効能とは?

黒にんにくに含まれる有効成分は、ニンニクの種類や発酵・熟成の条件によっても多少違いはありますが、生ニンニクに比べて次のような変化があると報告があります。(青森県黒にんにく協会、三重大学の調査による)

黒にんにくに含まれる有効成分の変化

  • S-アリルシステインの量が8倍に増加
  • ポリフェノールの量が8~12倍に増加
  • アミノ酸18種のうち13種類が増加
  • 炭水化物の量が1.7倍に増加
ニンニクには疲労回復や体力をアップする効果がありますが、黒にんにくではその効果も増強されます。
それには、アミノ酸の一種「アルギニン」という成分が増えることが関係しています。黒にんにくでは、アルギニンが通常の生ニンニクの3倍に増えることがわかっています。

アルギニンの効能

  • 成長ホルモンの促進
  • 老化の進行を抑える
  • 免疫力を高める
  • 一酸化窒素の生成
他にも、黒にんにくで強まる効能として、毛細血管の拡張や、血行を促進する効果があります。そのため、高血圧の予防動脈硬化を予防する効果もあります。
更には、血圧が下がり血液の循環が良くなることで、脳梗塞心筋梗塞の予防にも繋がるのです。

黒にんにくの高血圧予防の作用については、こちらの記事も参考にして下さい。

このように、黒にんにくは発酵・熟成される過程で有効成分が増えるため、優れた効能が期待できるのです。

黒にんにくで期待できる効能

  • 抗酸化作用が強まる
  • 免疫力強化作用が強まる
  • 抗ガン作用が強まる
  • コレステロールを減少
  • 血栓を予防する効果
  • 毛細血管を拡張して、血行促進効果
  • 高血圧の予防や改善効果
  • 血液をサラサラにする
  • 動脈硬化の改善や予防する効果

「黒にんにく」が注目されるきっかけとなった研究結果

黒にんにく

黒にんにくが様々なメディアで注目されるようになったきっかけが、2006年に佐々木甚一氏(元弘前大学医学部教授)が発表した弘前大学医学部が行った動物実験の研究報告です。

佐々木教授の研究チームが行ったマウスを使った抗ガン作用の実験によると、黒にんにくのエキスを投与することで、ガン細胞が消失もしくは劇的に減少したという結果が明らかとされました。
この研究結果が発表されたことにより、黒にんにくの抗ガン作用は世界的に注目されるようになりました。そうして黒にんにくは、一躍注目される健康食品となったのです。

通常のニンニクにもガン予防作用の効能は確認されていますが、黒にんにくにはS-アリルシステインを初めとする有効成分が増加することで、更に強い効果が期待できるというわけです。

「黒にんにく」が真っ黒な理由は?

黒にんにくは皮を剥くと中身が真っ黒ですが、科学的な食品添加物を加えて黒くなっているわけではありません。製造過程で、生ニンニクを一定の温度と湿度で長期熟成・発酵させるためです。
これは、高温に熱したフライパンの上で肉を焼くのと同じ、“メイラード反応”によるものです。メイラード反応とは、高温によって細胞内の糖とアミノ酸が反応して褐色現象がおきて、様々な香気成分を生み出します。

よく黒い食べ物は健康にいいといわれますが、それは色素成分のポリフェノールが多く含まれているためです。もちろん黒にんにくにもこのポリフェノールが豊富に含まれています。

「黒にんにく」はたくさん食べても大丈夫なの?

黒にんにくは生ニンニクに比べて胃への刺激が少ないため、お年寄りから子供まで安心して食べることができます。しかし、たくさん食べたからといって効果が増すというわけではありません。

黒にんにくはドライフルーツのようで食べやすいため、つい食べ過ぎてしまうこともあるかもしれません。
しかし、一つの食べ物ばかりを多く摂っても栄養が偏るだけです。食事は他の栄養素とのバランスが大切です。黒にんにくは、1日1〜2片食べるのが適量です。

「黒にんにく」の気になるニオイや味は?

黒にんにくは、熟成発酵されているので、糖度が増してまるでドライフルーツのような甘味があります。食感も柔らかく、ねっとりした感じが、プルーンのように食べやすくなっています。
ニンニク特有の気になる臭いも抑えられて、ニンニク料理を食べた後のように、翌日まで口の中に臭いが残るようなことはありません。

このようなことから、黒にんにくが注目される理由がおわかりいただけたのではないでしょうか?

生ニンニクに比べると値段も高く、試し買いするのには躊躇していたという人もいるかと思います。
しかし、これほどすごい成分や効能があることを知ると、その値段にも納得がいきますね。
将来病気になって高い医療費を払い続けることを考えると、食事で病気を予防できるのなら、決して高い値段ではないと思います。

病気は、なる前に予防することが最も重要なことです。そのためにも、毎日の食事はなにより大事に考えたいものです。


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