「黒酢にんにく」の効果とは? – 熟成で相乗効果アップ!
「黒酢」と「にんにく」は、それぞれスタミナアップや疲労回復効果で有名な食材です。
そのため、「黒酢にんにく」を健康のために活用されている方も多いようです。
そこで今回は、「黒酢にんにく」で期待できる効果と、その活用方法について紹介します。
「黒酢にんにく」で期待できる効果とは?
「黒酢にんにく」は、疲労回復効果の高い食材の代表ともいえる、“黒酢”と“にんにく”の最強コンビです。
発酵食品である「黒酢にんにく」は、アミノ酸やクエン酸が豊富な“黒酢”に、スタミナ食材として知られる“にんにく”を漬け込んで作ります。
そのため、黒酢とにんにくのもつ有効成分が発酵によって更に高まり、相乗効果にも期待できます。
元々にんにくには、民間療法としても多くの薬効が認められています。しかし、その多くが「生にんにくでの効能」とされるものです。
感染予防や免疫機能のアップ、抗がん作用などの効果を期待するには、にんにくは生で摂る必要があります。それは、にんにく特有の刺激臭の成分「アリシン」は、加熱処理によって壊されるためです。
しかし、にんにくを生で食べるには刺激臭が強く、ニオイも気になりますね。
生にんにくを黒酢に漬け込んで発酵させて作る「黒酢にんにく」だと、ニオイも和らぎ生にんにくの効能もそのまま活かされます。
- “黒酢”と“にんにく”の有効成分が発酵によって更に高まり、相乗効果が期待できる。
- 生にんにくの効能がそのまま活かされる。
そこで、“黒酢”と“にんにく”のそれぞれの健康効果を見てみましょう。
「黒酢」の健康効果
黒酢に含まれる有効成分によって、以下のような健康効果が期待できます。
- 強力な抗酸化作用で血管の老化を防ぐ
- 血管の老化を予防する
- 高血圧の改善
- 動脈硬化予防
- コレステロールの減少
- 中性脂肪を減らす
- ダイエット効果
黒酢はダイエットに効果的
黒酢には、脂肪を分解させる作用のある有効成分が多く含まれています。
脂肪を燃焼させたり、脂肪の吸収を抑制する作用があるため、ダイエットに効果的です。
黒酢に含まれる成分で最も注目したいのが、「必須アミノ酸」の多さです。
食事だけでは摂取するのが難しい「必須アミノ酸」や「アミノ酸」ですが、黒酢を摂ることでバランスよく摂取することができます。
そのため、新陳代謝が活発になり、脂肪を分解させる酵素「リパーゼ」が活性化されます。その結果、内臓脂肪の減少を促す効果があります。
また、黒酢に含まれる「酢酸(さくさん)」には、脂質と糖の代謝を促進する働きがあります。それにより、食後の血糖値の上昇を抑えて、糖尿病の予防にも効果が期待できます。
- 「必須アミノ酸」が多く含まれる
新陳代謝が活発になり、脂肪を分解して内臓脂肪の減少を促す。 - 「酢酸」
脂質と糖の代謝を促進する働きがあり、食後の血糖値の上昇を抑える。
黒酢の優れた疲労回復効果
黒酢の主成分である酢酸は、体内でクエン酸に変化され、疲労物質である乳酸を分解する働きがあります。そのため、血行が良くなり疲労の回復が促進されます。
また、黒酢には短時間で血液の流れをスムーズにする作用があるため、他の酢に比べて疲労回復効果が早まります。
- 「酢酸」
疲労物質である乳酸を分解し、血行を促進して疲労の回復を促進する。
短時間で血流を促進するため、疲労回復効果が早まる。
強力な抗酸化作用で血管の老化を防ぐ
黒酢には、血管の老化を防ぐ抗酸化成分が多く含まれています。そのため、血管が老化するのを防いで動脈硬化を予防する効果にも期待できます。
- 「メラノイジン」
血管内に血栓を作る原因となる「過酸化物質」の生成を防いで、血流を促し改善する。 - 「クエン酸」
悪玉のLDLコレステロールの酸化を防ぐ作用があり、血管の老化を防ぐ。 - 「アルギニン」
NO(一酸化窒素)を生み出して、血管の老化を防いで動脈硬化を予防する。
黒酢の効果的な摂り方
黒酢はダイエットや血管の老化予防など、健康効果に優れた食材ですが、効果的に摂るためにはどうしたらいいのでしょう?
- 食事中に摂ることで、血糖値の急激な上昇を防げる
- 継続して摂ることで効果が実感できる
- 無理なく継続できるように、調味料やドリンクとして活用する
- 黒酢入りドリンクなどで習慣的に摂取する
- 有酸素運動も合わせて行うことで、より脂肪燃焼効果が高まる
そのままだと飲みづらい黒酢ですが、ハチミツを加えてオリジナルドリンクを作ることで飲みやすくなり、日常的に摂取できます。
また、ドレッシングに加えたり調味料として活用することで、無理なく継続して摂取することができます。
どうしても酢の酸味が苦手な人や、食事が不規則で外食が多くなりがちな場合には、手軽に摂れるサプリメントを活用する方法もあります。
黒酢のサプリメントでおすすめなのが、素材を厳選して作られた『三黒の美酢』です。
『三黒の美酢』は、黒酢でもわずかの量しかとれない希少な「黒酢もろみ」に、「完熟黒にんにく」「有精卵黄油」を主成分にしたサプリメントです。
『三黒の美酢』の口コミ情報をこちらの記事で紹介していますので、参考にして下さい。
「にんにく」の健康効果
一方の「にんにく」にも、疲労回復だけではなく有効とされる成分が豊富に含まれています。
そのため、様々な健康効果が期待できます。
- 強力な殺菌・抗菌作用(感染症予防)
- ガン予防効果
- 抗酸化作用
- 血行を促進する
- 高血圧予防・改善効果
- アレルゲンや有害物質を無効化して、アレルギー症状を抑える
- 免疫力をアップする
- コレステロール低下作用
- 血液サラサラ効果
- 抗血栓作用
- 血小板の凝縮抑制作用
- 末梢血管の血液の流れを改善
- 老化防止
- アリイン
- アリイナーゼ
- アリシン
- アリルスルフィド類
- アホエン
- スコルジニン
- S-アリルシステイン、S-メチルシステイン
- アルギニン
- アリキシン
「にんにく」の効果的な食べ方
にんにくは、一日1片~2片摂るのが効果的です。ただし、刺激も強いため、胃腸の弱い人は多く食べ過ぎないよう注意することです。
にんにくに含まれる有効成分には、生で食べることでその効果を発揮するとされるものがあります。
そのため、生食の場合と加熱する場合とでは、期待できる効果が変わるものがあります。
- 殺菌(感染症予防)
- 免疫機能を高める
- がん予防
- 血栓溶解作用が活発になる
- 血中コレステロール値を下げる
- 血液の粘度を下げる
- 気管支炎の予防など
また、生にんにくを1日2片食べると、心臓疾の患者の血中コレステロール値が下がり、その値が維持されるという報告もあります。
参考書籍:「野菜がクスリになる50の食べ方」
にんにくの効果的な食べ方については、こちらの記事で詳しく紹介していますので、参考にして下さい。
生のにんにくは、かつおのたたきにのせて薬味として食べることがありますが、それ以外ではニオイや刺激が強いため、あまり生のまま食べることは少ないです。
そのため、にんにくを毎日食べる場合には、焼いたり炒めたりして加熱調理する方がいいでしょう。
中でもおすすめなのが、熟成して食べる方法です。にんにくを酢や焼酎などに漬けておくと、2〜3ヶ月でにんにくの成分が安定熟成するため、有効成分を効率よく摂ることができます。
そこで、黒酢に漬け込んで熟成させる「黒酢にんにく」の作り方を紹介します。
「黒酢にんにく」の作り方
自家製の「黒酢にんにく」を作っておくと、いつでも手軽に“健康ドリンク”として飲んだり、普段の料理にも活用することができるので便利です。
- 生のにんにくを1片づつ分けて皮をむく。
- 煮沸消毒したビンに、にんにくがひたるくらいに黒酢を入れる。
※にんにく1房(6片)で、黒酢200mlが目安。 - フタをして直射日光を避け涼しい場所に置いて、2週間から1ヶ月ほど熟成させる。
※数日に1度かき混ぜてガスの発生を抑える。
「黒酢にんにく」の効果的な活用方法
「黒酢にんにく」の効果を実感するには、毎日少しづつ継続して摂取することが大切です。
漬け込んだ「にんにく」は、常備食としてそのまま食べることができます。また、漬け物代わりにご飯と一緒に食べたり、おつまみとしても活用できます。
にんにくの香りとうま味がしみ込んだ「黒酢」は、万能調味料として利用できます。
炒め物や和え物、ドレッシングに少量入れるだけでもうま味がアップするので、美味しく仕上がります。
また、水や炭酸水で割るだけで、オリジナルの“健康ドリンク”ができます。酸味が気になる場合には、ハチミツを入れると飲みやすくなるのでおすすめです。
黒酢とにんにくの両方の有効成分を効率よく摂取できるのが、「黒酢にんにく」です。
是非、健康効果を実感するためにも、「黒酢にんにく」を活用してみてはいかがでしょう?