納豆の健康効果とは? – 効果的な食べ方について


健康にいいとされる食べ物は色々ありますが、特に注目したいのが「納豆」です。
納豆は日本では昔から食べられてきた発酵食品です。健康に気を遣う人たちは、よく納豆を食べていると聞きます。

そこで、納豆にはどんな優れた健康効果があるのか?その成分や作用について詳しくご紹介します。

納豆にはどんな効果があるの?

納豆の有効成分

大豆を納豆菌で発酵して作られる納豆には、ナットウキナーゼやプロテアーゼなど特有の成分が加わる。

納豆は、大豆を納豆菌で発酵させて作られます。発酵の過程で、大豆に含まれる成分の他に、納豆特有の成分がプラスされます。

納豆に含まれる有効成分

  • ナットウキナーゼ
    大豆を納豆菌で発酵することによって加わる酵素成分。
  • プロテアーゼ
    タンパク質をアミノ酸に分解する消化酵素。
  • アミラーゼ
    デンプンをブドウ糖に分解する。
  • リパーゼ
    脂肪を分解する。
  • トリプシンカタラーゼ
    消化を促して整腸効果がある。
  • 食物繊維
    腸内の悪玉菌を減らして腸内環境を良くする。
  • 大豆サポニン
    動脈硬化の原因となる過酸化脂質の生成を抑制する。
  • レシチン
    血中のコレステロールや中性脂肪を溶かす働きがある。

参考書籍:「野菜がクスリになる50の食べ方」、「高血圧のすべてがわかる本」

納豆で血圧を下げる効果に期待

納豆
納豆特有の成分で注目したいのが、「ナットウキナーゼ」です。
よく、「納豆を食べると血液がサラサラになる」ということを聞きますが、それは、このナットウキナーゼが含まれているからです。

ナットウキナーゼは酵素の一種で、脳卒中や心筋梗塞を引き起こす要因となる、「血栓」を溶かす作用があることが認められています。
そのため、血栓を予防して血流が促進されることで、高くなっている血圧を下げる効果が期待できます。

「ナットウキナーゼ」の効果

  • 血栓を予防する
  • 血流を改善する
  • 高くなった血圧を下げる
  • 血小板の凝集を抑制する
また、納豆菌は「プロテアーゼ」という消化酵素を作り出します。これは、大豆タンパク質を分解するときに、血圧を上昇させる原因である“アンジオテンシン変換酵素”の働きを抑制する物質を作り出します。
それによって、血圧を下げる作用が働くのです。

参考書籍:「高血圧をらくらく下げるコツがわかる本」

納豆の高血圧を予防する効果については、こちらの記事で詳しく紹介していますので、参考にして下さい。

納豆で血管病を予防できる?!

ナットウキナーゼ

ナットウキナーゼの血栓溶解作用などについては、いくつかの研究で明らかとなっている。

納豆特有の成分「ナットウキナーゼ」の有効性については、いくつかの研究によっても明らかになっています。

最近の研究では、ナットウキナーゼによって収縮期血圧および拡張期血圧が低下したことが認められています。そのため、ナットウキナーゼの摂取が高血圧の予防や治療に有効なことがわかってきました。

参考:高血圧関連の研究論文が掲載されるHypertension Researchより

また、倉敷芸術化学大学の須見洋行教授によると、ナットウキナーゼの“血栓溶解作用”は非常に強力で、被験者に摂取したところ、「血管に詰まった血栓が煙突掃除のようにだんだん溶けてなくなってしまった」といいます。須見教授は、ナットウキナーゼの発見者でもあります。

更に、東北大学農学部の大久保教授によると、ナットウキナーゼには心筋梗塞の発作直後などに投与される“血栓溶解剤”と同等の作用があるといいます。しかも、注射薬の効き目は、点滴をしている間しか血液の中で作用しませんが、ナットウキナーゼは食後2時間くらいから効き始めて、8~12時間も長く持続するそうです。

参考書籍:「野菜がクスリになる50の食べ方」

このようなことからも、納豆を摂取することで、心筋梗塞脳梗塞などの血栓性疾患の予防に効果が期待できます。

ナットウキナーゼの効果については、こちらの記事で詳しく紹介していますので、参考にして下さい。

納豆で動脈硬化を予防

納豆には、豊富な「大豆サポニン」が含まれています。
大豆のえぐみ成分である「大豆サポニン」には、動脈硬化を引き起こす原因「過酸化脂質」の生成を抑制する働きがあります。

また、納豆には人体の細胞膜を作るのに欠かせない脂質「レシチン」も多く含まれています。
「レシチン」には、血中のコレステロールや中性脂肪を溶かす作用があります。
このように、納豆を食べることで、「大豆サポニン」や「レシチン」の働きによって、動脈硬化を予防する効果が期待できます。

更に、「レシチン」は、脳の神経細胞の伝達物質である「アセチルコリン」を生み出すことでも注目されています。
そのため、レシチンが豊富な納豆をたっぷり摂ることで、脳の情報伝達がスムーズになることも期待できるでしょう。

参考書籍:「野菜がクスリになる50の食べ方」

納豆を効果的に食べるには?

納豆

夕食に納豆を食べるようにすると、血栓を予防する効果が高まる。

健康に優れた効果が期待できる納豆ですが、より効果的に食べる方法があります。

例えば、血栓を予防する効果を期待する場合には、夕食に納豆を食べるのが効果的です。
血栓予防効果のある「ナットウキナーゼ」は、食後2時間くらいから効き始め、8~12時間その作用が持続します。
そのため、血栓予防や血液サラサラ効果を実感するには、納豆は朝や昼よりも夕食に食べるのがおすすめです。
血流も良くなるため、早朝に血圧が高くなる人にも効果が期待できます。

また、日本人の主食となる白米は、必須アミノ酸のうち、体内でタンパク質を合成する働きをする「リジン」が極端に少ないです。
必須アミノ酸は、一種類でも規定値に満たないものがあると、他の全てのアミノ酸の機能が低下してしまいます。そのため、ご飯を食べる時には、「リジン」を多く含む納豆を一緒に食べるのが効果的です。

更に、納豆にはカロチンやビタミンAとCが含まれていないため、これらの栄養素を多く含む野菜と一緒に食べるようにするといいでしょう。
よく、ネギやのり、シソなどを納豆の薬味として使うことがありますが、この食べ方は栄養面でも理にかなった食べ方なんですね。

納豆の効果的な食べ方

  • 夕食に食べることで血栓予防効果が高まる。
    「ナットウキナーゼ」の効果は、食後2時間から効き始めて、8~12時間その作用が持続する。
  • ご飯や豆腐のみそ汁と一緒に食べるとアミノ酸の機能がアップする。
  • カロチンやビタミンA、Cを含む野菜を加えると、栄養バランスが良くなる。

参考書籍:「野菜がクスリになる50の食べ方」

納豆と血栓薬との併用に注意

納豆には、血栓の溶解を促す成分「ナットウキナーゼ」が含まれていますが、その反面、血液凝固を促進する「ビタミンK2」も含まれています。
そのため、既に血栓の薬を処方されて服用している場合には、納豆の摂取には注意する必要があります。

血液を固まりにくくする医薬品、「ワルファリン(ワーファリン等)」を服用している場合、「ビタミンK2の拮抗作用」によって効果が減少してしまいます。そのため、納豆などのビタミンK2を多く含む食品の摂取は制限されます。

血栓の薬を服用している場合には、必ず医師に相談してから、納豆を食べるようにしましょう。

納豆は日本人にとって身近な食材です。血液の巡りをよくするためにも、日々の食事に納豆を取り入れてみてはいかがでしょう?


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