リンゴ酢で血糖値の上昇を予防!夕食前が効果的
お酢は、血糖値の上昇を抑えるのに効果的な食材です。
お酢にはいくつか種類がありますが、今回はリンゴ酢で血糖値の上昇を予防する方法を紹介します。
目次
リンゴ酢で血糖値の上昇を予防
酢が血糖値の上昇を抑えるのに効果的なのは、主成分「酢酸(さくさん)」が胃の動きを遅くして、糖の吸収をゆるやかにする働きがあるからです。そのため、急激に血糖値が上昇するのを予防することができます。
血糖値の上昇は睡眠障害の原因に
最近のテレビ番組では、健康関連の情報が多く紹介されますが、「その原因Xにあり!」で血糖値の上昇と睡眠との関連が紹介されていました。
それによると、睡眠時の血糖値の上昇が、睡眠障害の原因になっているということです。
ジェットコースターのように乱高下する血糖値が原因で、睡眠トラブルが起こる。
- 熟睡できない
- 睡眠時間は十分なのに朝スッキリ起きられない
- 昼食の後眠くなってしまう
参照:厚労省平成25年 国民健康・栄養調査結果の概要より
「ジェットコースター血糖」とは?
睡眠障害の原因の一つに、血糖値が急激に上がったり下がったりする「ジェットコースター血糖」があります。
- 寝ている間に血液中の糖の濃度「血糖値」が、急激に上がったり下がったり変動すること。
(新宿溝口クリニック・溝口徹院長より)
「寝る前についつい摂り過ぎてしまう糖質」が原因で起こる。
- ご飯の食べ過ぎ
- 寝る前に甘いものを食べる
- 晩酌などによるアルコールの摂取
- ジェットコースター血糖が頻発する状態が続くと、糖尿病(2型)の危険が高まり、更には脳卒中や心筋梗塞で命を落とす危険性もある。
- 寝る前に糖を取りすぎてしまうと血液中に糖がたまり、血糖値が急上昇する。
- 血糖値を急いで下げようとして、血糖値を抑えるインスリンが必要以上に大量分泌される。
- 血糖値が急激に下がると命の危険があるため、興奮ホルモン「アドレナリン」を大量に分泌して血糖値を上げようとする。
- 過剰に血糖値の上げ下げが繰り返されることで、身体には長時間全力疾走しているような負担がかかる。
- 睡眠時に身体は休まっていないため、朝起きると疲労感が残っている。
リンゴ酢で睡眠時の血糖値上昇を予防
番組の中では、ジェットコースター血糖の予防にいいと、「りんご酢ドリンク」が紹介されていました。
糖尿病の専門医 辛浩基(しんこうき)先生によると、ジェットコースター血糖を予防するためには、リンゴ酢を飲むことが効果的だということです。
アリゾナ州立大学の研究によると、リンゴ酢を飲んで7時間後の血糖値が飲む前と比べて4%減少したという検証結果も出ているそうです。(出典:アリゾナ州立大学応用栄養学部 Diabetes Care 2007)
つまり、夕食前にリンゴ酢を飲むことで、寝ている間のジェットコースター血糖を抑える効果が期待できるということです。
- 夕食前に薄めたリンゴ酢を飲むと効果的
リンゴ酢は他の食酢と何が違う?
リンゴ酢は他の食酢と比べて、有機酸など栄養成分の量に変わりはありません。リンゴを原料としているため、さわやかな酸味で飲みやすいのが特徴です。
- りんごを原料とした果実酢。
- りんごの香りとさわやかな酸味で飲みやすいのが特徴。
食酢の中でも栄養成分が多く、特に健康対策に活用したいのが「黒酢」です。黒酢は、他の食酢に比べて熟成期間が長いため、栄養成分が増加しています。そのため、血糖値対策に酢を活用したい方におすすめです。
「黒酢」の効果については、こちらの記事で詳しく紹介していますので、参考にして下さい。
リンゴ酢の効果的な飲み方
睡眠時の血糖値上昇を予防するには、夕食前にリンゴ酢を飲むのが効果的です。
リンゴ酢は酸味はおだやかですが、そのままでは刺激が強く胃に負担となります。そのため、水や炭酸水などで薄めて飲むのがいいでしょう。
- リンゴ酢大さじ1杯を、水や炭酸水で5倍程に割って飲む。
お好みではちみつを少し加えると飲みやすくなる。
こちらの記事では、血糖値を下げるためにおすすめのサプリを、品質を重視して厳選したものを紹介しています。参考にご覧下さい。
血糖値の上昇を予防するためには、飲みやすいリンゴ酢がおすすめです。熟睡できず睡眠トラブルで悩んでいる方は、是非、試してみてはいかがでしょう?