リンゴ酢で血圧対策 – カリウム効果に注目!
酢は健康効果が高く、毎日の食事に積極的に摂り入れたい食材です。
そして、高血圧の人におすすめしたいのが、「リンゴ酢」です。
酢には様々な種類がありますが、「リンゴ酢」には血圧を下げる優れた効果があります。
そこで今回は、「リンゴ酢」がなぜ高血圧予防に効果的なのか?詳しく紹介します。
リンゴ酢で血圧を下げる
酢には豊富な有機酸が含まれているため、様々な健康効果が期待できます。
疲労回復効果があることはよく知られていますが、他にも、コレステロールの減少や血液をサラサラにする作用などがあります。
- 体内の乳酸を分解、燃焼させる(疲労回復効果)
- コレステロールを減少させる
- 体をアルカリ性に保つ
- 善玉コレステロールを増やす
- 血液をサラサラにする
- 新陳代謝を活発にする
- 体内の組織細胞を活性化する
血圧を下げる効果
そして注目したいのが、「血圧を下げる」効果です。
酢の主成分である「酢酸」は、カルシウムと化合することで、体内でのカルシウムの吸収を促進する作用があります。
また、調味料として酢を加えることで、塩味を強く感じることができるので、塩分を減らすことができます。素材の味を引き立てて風味を増す力もあるので、減塩効果に最適です。
- カルシウムの吸収を高める
- 調味料として減塩効果が期待できる
高血圧の予防で注意したいのが、「塩分の摂り過ぎ」ですが、酢は減塩対策に効果的な調味料です。
お酢を毎日、15ml以上摂取することで、血圧が低下したという研究結果があります。
このようなことからも、酢は血圧対策に欠かせない食材だということがわかります。
参考書籍:「体に効く!酢をおいしくたっぷり食べるレシピ」
リンゴ酢が高血圧に良い理由
では、他の食酢と比べて、なぜ「リンゴ酢」が高血圧におすすめなのでしょうか?
それは、リンゴ酢はリンゴを原料として作られるため、リンゴの「カリウム」が多く含まれているからです。カリウムは、体内の余分な塩分を排出するのに欠かせない栄養素です。
他にも、リンゴ酢には「リンゴ酸」や「クエン酸」が豊富に含まれています。
- カリウム、リンゴ酸、クエン酸が豊富に含まれている
- すっきりとした酸味で飲みやすい
- 軽い味わいで甘い香りが特徴
- リンゴ酢の豊富な「カリウム」が、血圧を下げるのに効果的
それは、リンゴの産地として有名なアメリカのバーモント州で、リンゴ酢を使った健康法で世界有数の長寿地域として注目が高まったことからです。
- リンゴの産地アメリカのバーモント州では、リンゴ酢を使った健康法で世界有数の長寿地域となったことで注目が高まった。
リンゴ酢の選び方
実際にリンゴ酢を購入しようとした際、いくつか種類があって迷われる方もいるのではないでしょううか?
同じ「リンゴ酢」と表示されていても、使われる原料によって種類が違います。
- リンゴを原料として造られた果実酢。
リンゴの濃縮果汁を薄めた原料を発酵させ、熟成させて造られる。
- 1リットル当り300gのリンゴ果汁が使われていれば、「リンゴ酢」と表示することができる。
- 100%リンゴ果汁だけで造られたものは、「純リンゴ酢」と呼ばれる。
リンゴ酢の効果的な摂り方
このように、リンゴ酢は高血圧を予防するためには、積極的に摂り入れたい食材です。
しかし、その効果を実感するには、継続して摂り続けることが大事です。
そのためは、毎日継続して摂り続けるための工夫が必要になります。
リンゴ酢を継続して摂る工夫
リンゴ酢は、他の食酢に比べて酸味が穏やかなので、サワードリンクとしても活用できます。
また、サラダのドレッシングや、香りを活かした洋風料理にも合います。
- 炭酸で割ってサワードリンクとして飲む
- マリネやドレッシングに活用する
- 香りを活かして洋風料理に活用する
血圧を下げる食べ物と組み合わせる
高血圧予防には、大豆や海草、青魚などの“血圧を下げる効果の高い食材”と組み合わせて摂るのがおすすめです。
- 大豆類
- 海草類
- 青魚
血圧を下げるためには、日々の食生活が大切になります。リンゴ酢以外にも、“血圧を下げるのに効果的な食べ物”を、毎日の食事で積極的に摂り入れるようにしましょう。
こちらの記事では、減塩効果のある「カリウム」が豊富な食材を詳しく紹介しています。是非、日々の食事にお役立て下さい。
健康効果が注目されるお酢ですが、「高血圧予防」を目的とする場合には、まずは「リンゴ酢」を摂り入れてみて下さい。