突然、高血圧になることもあるの?原因と対処方法


一般的に高血圧は、じわじわとゆっくり進行していくものです。そのため、自覚症状もほとんどないまま過ごすことになります。そして、中年期頃の定期健診などで高血圧症と判断されるケースが多いのです。

しかし、ごく短い期間に急速に血圧が上昇して、死に至る危険性がある「悪性高血圧」というものがあります。

急死の危険性もある「悪性高血圧」とは?

高血圧には、悪性高血圧良性高血圧があります。

血圧の上昇は、ほとんどの場合30代頃から兆候が現れるようになり、40代 〜 50代の中年期にかけて、高血圧の数値まで上昇します。
このように、高血圧になるまでに、40年間くらいかけてじわじわと上昇していくのが良性の高血圧です。

しかし、発症率は少ないものの、ごく短期間で急激に血圧が上昇してしまう場合があります。これは、高血圧緊急症(悪性高血圧)と言って、非常に血圧が高くなる症状です。そのため、合併症を併発して死に至ることが多い、危険な病気なのです。

高血圧緊急症(悪性高血圧)の特徴

  • 比較的発症するのは若い人に多い
  • 血圧の上昇が激しく、特に拡張期血圧(下の血圧)が120mmHg以上になる
  • 尿タンパク、血尿が出ることがある
  • 脳障害による頭痛などが起こる
  • 眼底異常
  • 腎臓障害が急速に進み、腎機能不全になることがある
  • 循環器の異常が進み、心不全になることもある
高血圧緊急症が起きた場合、すぐに降圧治療を開始する必要があります。発症すると、脳や心臓、腎臓、大動脈などに重い障害が起こり、致命的となる可能性が高くなるからです。

急激に血圧が上昇することで、脳の血流が悪くなり脳腫瘍が起こったり、心不全急性心筋梗塞、臓器の機能が障害されて肝機能障害が起こる場合があります。

参考:「高血圧治療ガイドライン2014」

このように、発症すると死の危険性が高くなる高血圧緊急症ですが、どのようなことが原因で起こるのでしょう?

高血圧緊急症(悪性高血圧)になる原因は?

高血圧緊急症を発症する原因には、既に高血圧となっているのに血圧のコントロールができずに放置されている場合です。
これは、血圧を上げている原因となる生活習慣などを改善しないまま、高血圧が悪化することが原因です。中には、長期に渡る精神的ストレスが発症につながる場合もあります。

また、高血圧治療を受けていて、途中で降圧薬を飲むのを自己判断で中断したりする場合です。
降圧薬を長期間服用していると、急に止めた時にリバウンド現象が起こり、更に血圧が高くなることがあります。

高血圧緊急症となる原因

  • 高血圧と診断されても、そのまま放置して悪化する。
  • 降圧薬を自己判断で中断し、リバウンド現象が起こる。

合併症の併発が原因

上記以外にも、合併症を併発して高血圧緊急症となるケースもあります。

合併症の併発

  • 慢性腎不全
    高血圧を合併することで、心臓や血管など循環器の病気を発症する。
  • 糸球体腎炎(腎臓病)
    血圧が高くなることで、尿の排出リズムのバランスが崩れて悪化する。
  • 腎血管性高血圧症
    腎臓に血液を送る腎動脈が動脈硬化によって狭くなり、急に血圧が高くなり悪化する。
これらのケースでは、高血圧緊急症となる前段階の病気を治療していないことが原因と考えられます。

どのような病気にも早期発見・早期治療が大切ですが、特に悪性高血圧の場合にはそれが重要になってきます。
高血圧緊急症は、血圧の上昇から合併症の併発までの期間が短い為、手遅れとなる前に予防する必要があります。

高血圧と診断された場合には、自覚症状がなくても、予防や改善する心がけが大切です。
そのためにも、血圧を上げる原因となっている生活習慣を改めて見直す必要があります。

こちらの記事で高血圧を改善する生活習慣を紹介していますので、参考にして下さい。


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