頭痛の原因は高血圧なの? – 血圧と頭痛の関係


頭痛は高血圧が原因なのか?

頭痛は高血圧が原因なのか?

ひどい頭痛がして、血圧を測ったら高かったという場合があります。
こんな時、高血圧が原因で頭痛が起こっていたとしたら、病院で薬を処方してもらった方がいいのか、心配になりますよね?

高血圧は基本的にはほとんどの場合、自覚症状がありません。しかし、まれに頭痛などの症状が起こることもあります。
ただし、頭痛の種類や症状によって、原因は異なります。そのため、迷ったらまずは頭痛のタイプを確認してみることが大切です。

今回は、血圧と頭痛の関係について見てみることにしましょう。

頭痛の原因は高血圧なのか?

高血圧はほとんど自覚症状がない上に、特有の症状がありません。
しかし、血圧が高い状態が続くと、頭痛や肩こり、息切れ、動悸などが起こることがあります。

いったい、これはどうしてなのでしょう?

これは、高血圧であることを示す特有の症状ではなく、あくまでも血圧が高くなることで起こりやすい、不快症状の一つでもあります

高血圧から起こりやすい不快症状の例

  • 頭痛
  • 頭重感
  • 肩こり
  • 息切れ
  • 動悸
  • のぼせ
  • 発汗
頭痛や肩こりなどは、高血圧ではない血圧が正常な人でも起こる症状です。また、ストレスや疲労などから起こる頭痛もあります。
そのため、「疲労が原因で頭痛が起こり、血圧を測ったら高くなっていた。」というケースもあるのです。
また、頭痛の症状が長く続くことでストレスとなり、そのストレスによって血圧が高くなる場合もあります。

そのため、頭痛が起こる原因が必ずしも高血圧だと判断することはできないのです。

血圧と頭痛との関係について

高血圧だけでなく、低血圧でも頭痛などの不快症状が起こることがあります。

慢性的に高い血圧が続く「高血圧」に対して、低い血圧が続く状態が「低血圧」です。
一般的には、上の血圧が100mmHg未満、下の血圧が60mmHg未満の場合に、低血圧と診断されます。

低血圧

上の血圧(収縮期血圧)が100mmHg未満、下の血圧(拡張期血圧)が60mmHg未満の場合。

低血圧の場合、高血圧のように放置しておくことで重大な病気が起こる心配はほとんどありません。しかし、立ちくらみやめまい、頭痛、耳鳴りなどの症状が起こることもあります。
このような低血圧の症状は、塩分やタンパク質の摂取量を増やしたり、低強度の運動を習慣化することで改善されることがあります。

低血圧から起こる不快症状の例

  • 手足の冷え
  • 立ちくらみ
  • めまい
  • 頭痛
  • 頭重感
  • 肩こり
  • 耳鳴り
  • 倦怠感

あなたの頭痛のタイプ・原因は?

頭痛の種類

頭痛は痛む箇所によって種類が分けられ、その症状や原因も異なる。

頭痛といっても症状は様々で、痛む箇所によってタイプが分けられます。また、頭痛の種類によってその原因も異なるのです。

頭痛の種類

  • 片頭痛
  • 緊張型頭痛
  • 群発頭痛
片頭痛

  • 月に1回から数回と毎日ではないものの時々起こり、その痛みが1日中続く。
  • 典型的な片頭痛では、頭の片側で心臓が脈打つようにかなりひどく痛む。
  • 階段の昇り降りや運動によって頭痛が激しくなる、吐き気を伴う、光や音に敏感になるといった症状を伴うことも。
  • 人によっては頭痛が始まる前に「前ぶれ」を感じる。チカチカとしたまぶしいひかりやギザギザ模様の線が徐々に視界に現れ始めておおよそ5~20分間続くことがある。

緊張型頭痛

  • 長時間のデスクワークなどによる頭部の筋肉の緊張や精神的ストレスで起こる。
  • 頭全体が締め付けられるように痛む。

群発頭痛

  • 1年のうち決まった時期、毎日特定の時間帯に起こる。(早朝など明け方が多い)
  • ズキンズキンという目をえぐられるような激しい痛みが起こる。

高血圧での頭痛、原因は合併症かも?

高血圧の症状と合併症

高血圧で何らかの症状が出てきた場合、合併症が進行していているのかもしれない。

自覚症状のほとんど表れない高血圧ですが、怖いところは、本人の気付かないところで病気が進行していることです。

高い血圧の状態をそのまま放置しておくと、血管や心臓に負担がかかり続けることになります。そして、高血圧の状態が長く続くことで、動脈硬化が進行していき、命に関わる病気にもつながるのです。

動脈硬化の進行は、脳や心臓の病気を引き起こす大きな原因となります。そのため、脳では脳梗塞脳出血など。心臓では狭心症心筋梗塞を起こす危険があるのです。
また、心臓が肥大していき、心肥大の症状が悪化すると、心不全につながることもあります。

重症の高血圧が長く続くと、自覚症状が出てきます。そして、症状が出てきたときにはすでに合併症が進行していて、その合併症の病気がもたらす症状が表れるのです。

例えば、動脈硬化の進行で心臓に負担がかかり続けていると、息切れや動悸、むくみ、胸痛などが表れます。また、脳での異常が進行すると、激しい頭痛や吐き気、けいれんなどが起こります。
更に、腎臓への負担がかかり、腎障害が進んでいる場合には、むくみや頻尿、多尿、乏尿(尿が少ない)などの症状が表れます。

高血圧で起こる合併症の症状

動脈硬化が進行した場合

  • 息切れ
  • 動悸
  • むくみ
  • 胸痛など

脳での異常が進行した場合

  • 激しい頭痛
  • 吐き気
  • けいれんなど

腎障害が進行した場合

  • むくみ
  • 頻尿
  • 多尿
  • 乏尿(尿が少ない)など
このような症状が表れるようになると、高血圧合併症の両方を治療する必要があります。
また、重症の高血圧が長く続いても合併症の症状が出にくいこともあります。そのような場合には、突然、脳卒中心筋梗塞などの発作が起こり、そのまま絶命することもあるのです。

こんな頭痛には要注意!


高血圧が続くことで起こる動脈硬化ですが、脳血管の障害で起こるのが「脳動脈硬化症」です。

脳動脈硬化症は、脳卒中のような特徴的な発作は起こりません。
頭痛や頭重感、めまい、立ちくらみ、耳鳴り、手足のしびれ、不眠、物忘れなどの様々な症状が起こるのが脳動脈硬化症です。

脳動脈硬化症で起こる様々な症状

  • 頭痛
  • 頭重感
  • めまい
  • 立ちくらみ
  • 耳鳴り
  • 手足のしびれ
  • 不眠
  • 物忘れなど
特に高齢者で高血圧の人に起こる傾向が多くあります。
また、糖尿病があると脳動脈硬化症が進行しやすいともいわれています。そのため、高血圧とともにこれらの症状がある場合には、病院を受診してその原因を確認することが大切です。

激しい頭痛が続く場合は要注意

血圧が下がっても、高血圧の状態が長く続いていた場合には、動脈瘤(どうみゃくりゅう)の心配があります。

特に脳にできる脳動脈瘤は、破裂する前にはクモ膜下出血を起こして激しい頭痛を起こし、早急に処置をしないと死亡する可能性が高くなるのです。

脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)

  • 原因は先天的なものが多い。
  • 中年期以降から多くなり、女性の方が発症する割合が多い。
  • 破裂するのは30~60歳代の間で最も多く見られる。
  • 可能性のある破裂の原因には、高血圧、アルコール中毒、薬物乱用、喫煙など。
脳動脈瘤はかなり大きくなるか破裂するまでは特に自覚症状が表れません。しかし、動脈が膨れて神経を圧迫すると様々な症状が出てくるため、頭痛もその中の症状の一つになります。
このような疑いがある場合には、早めに脳血管外科を受診して検査してもらう必要があります。

脳動脈瘤は破裂するか、他の疾患によって画像診断されるまで発見されることがほとんどありません。一般的には、くも膜下出血を起こした後に、画像検査によって確定されるケースがあります。
それ以外では、気づかずにそのまま進行する場合があります。

このように、頭痛が高血圧の直接の原因とは限りませんが、高血圧が続くことが原因で起こる病気によって、頭痛などの症状が表れることがあります。

高血圧は自覚症状がない代わりに、気付いた時には体の各部位で怖い病気が進行している可能性もあります。
このような怖い病気を防ぐには、高血圧を進行させないよう早期発見することが大事です。そのためには、定期的な血圧測定など普段から血圧を管理することが大切になります。

そして、血圧が高くなってきたら、高血圧を放置せずに早期に治療することがとても重要になるのです。


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